闇を裂く道 (下)

  • 文藝春秋 (1987年6月20日発売)
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本 ・本 / ISBN・EAN: 9784163097305

感想・レビュー・書評

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  • 16年にも及んだトンネル工事。その後の新幹線にも繋がる日本経済の大動脈としての役割を考えれば、適切な開発推進だったという事になるだろう。
    冒頭から予見された丹那盆地の水問題は、地域住民とインフラ整備のジレンマが永遠の課題であると、再認識。
    地質学や地震学は、当時期待していたほどの進展を未だ見ていないと感じる。科学技術の発展に対しては、謙虚さも必要だ。

  • 旧丹那トンネルの開通から新旧丹那トンネルのつながりと東海道新幹線開通へと展開するストーリーは、それまでの陰鬱な様相から希望に満ちた高揚を感じさせてくれました。

  • 小田原などを舞台とした作品です。

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著者プロフィール

一九二七(昭和二)年、東京・日暮里生まれ。学習院大学中退。五八年、短篇集『青い骨』を自費出版。六六年、『星への旅』で太宰治賞を受賞、本格的な作家活動に入る。七三年『戦艦武蔵』『関東大震災』で菊池寛賞、七九年『ふぉん・しいほるとの娘』で吉川英治文学賞、八四年『破獄』で読売文学賞を受賞。二〇〇六(平成一八)年没。そのほかの作品に『高熱隧道』『桜田門外ノ変』『黒船』『私の文学漂流』などがある。

「2021年 『花火 吉村昭後期短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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