本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
本 ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784163099606
感想・レビュー・書評
-
・鍋の中
・水中の声
・熱愛
・盟友
村田喜代子さん3冊目
どれも独特な雰囲気を持つお話。川村湊さんが、村田喜代子さんの世界を興味深く解説されていて少々哲学的で難解だがなるほどなあ…と。
《鍋の中》
映画「八月の狂詩曲(ラプソディ)」を観て原作が気になり読んでみた。
お祖母さんと孫達(いとこ)と過ごした不思議なひと夏。孫達の眼差しがどこか優しい。
※(2025.1.3 映画鑑賞)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
4つの短編集
うち気になった2編について
「鍋の中」
現実と記憶の曖昧さ
曖昧模糊とした狂気
村田喜代子さんの作品の
原点のような感じ
「#水中の声」
被害者がやがて加害者に
人の心のありようの怖さ
リアルにこういった事件ありそう
昭和62年第1版の単行本価格980円!
その頃はそんなもんの値段だったなぁ〜
昭和63年に購入した「ノルウェイの森」が
1冊1000円だった記憶...
消費税もない時代 -
芥川賞作品ということで読んだが、面白いという感じの小説ではない。
でもつい最後まで読んでしまった。面白いという感じではないが、面白くないというわけでもない。芥川賞作品ということで、そうなのかよくわからないが、最後まで読んでしまった。どこか実体験に基づいた小説なのだろうと思う。芥川賞全集14に収録されていた。少し心惹かれるような、感動はあったと思う。 -
-
「芥川賞なのに読みやすい。難解じゃない。おもしろい。」というコメントを読んで、「芥川賞」作品が苦手だったけど(過去、何作品か読んだけど、良さ...「芥川賞なのに読みやすい。難解じゃない。おもしろい。」というコメントを読んで、「芥川賞」作品が苦手だったけど(過去、何作品か読んだけど、良さが理解できないことが多かった………)、村田喜代子さんの本を読んでみたいと思いました。「芥川賞苦手症?」が直せるかも!?
ありがとうございます♪2021/12/19 -
コメントありがとうございます。私も芥川賞作品は読んではみるものの当たり外れが多くて敬遠気味でしたが、これは面白かったです。是非読んでみてくだ...コメントありがとうございます。私も芥川賞作品は読んではみるものの当たり外れが多くて敬遠気味でしたが、これは面白かったです。是非読んでみてください。2021/12/19
-
-
『鍋の中』は、黒澤明の『八月の狂想曲』の元ネタになった作品。映画はかなり昔にみたのですが、映画も再びみたくなりました。
-
現代と昔話の世界をつなぐお婆さん。味噌汁の描写、過去のエピソードと子供たちの微妙な関係を繋げる展開は素晴らしい。同録の水中の声、熱愛、同盟、すべて良かった。鍋の中はいつか再読したい。
-
1987上半期 芥川賞
著者プロフィール
村田喜代子の作品





