- Amazon.co.jp ・本 (75ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163102009
作品紹介・あらすじ
村上春樹がおくるカポーティの最もピュアな物語。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
少年のように祖父母とずっと暮らしたいというピュアな期待や望みを持っていても、それらをあきらめなくてはいけない時が必ずだ誰にでもやってきて、その時の言葉で表すことがとても難しい感情が、この作品には表されている気がする。
-
真砂コミュ借りた本
姥捨て山物語 -
秘密は抱えて生きてくもの
-
トルーマン・カポーティ初期の40年間忘れられていた作品。おじいさんと僕と家族の素朴な物語なのだけど、不思議と心を鷲掴みにされてしまう。悲しくて美しい物語。
-
古本で100円で購入!
-
「ウェスト・ヴァージニア州アレゲーニー山脈のふもとの家を離れた日、それは人生における最も哀しい日のひとつだった――」
ボビーが学校に上がる年齢になり、ボビーと彼の両親はこれまで一緒に暮らしてきた祖父母を残して町に引っ越すことになる。
出発前におじいさんはボビーに、ひとつの“秘密”を持っていることを打ち明ける。
「わしのことを覚えていてくれ。そしてわしの秘密のことも。いつかここに帰ってきて、その秘密を二人で分け合おう」
しかし、絶対に忘れないと誓った幼いボビーは、新しい生活の日々のなかでおじいさんのことを忘れてしまう。
思い出したのは何年もあと、ハイスクールに上がったころ。
さて、おじいさんの秘密とはなんだったろう?
忘れられた約束。薄れていった決意。明かされなかったけれど、時の流れが教えてくれた秘密の意味。
トルーマンが少年時代に一緒に暮らした年の離れた従兄弟をおじいさんのモデルとして書かれ、原稿は叔母にプレゼントされたあと40年間忘れられて未発表となっていたという、彼の創作活動のもっとも初期の短編作品。 -
13/03/24 アメリカ中西部(?)の農村での話。
-
友人の勧めで。
思い出と秘密と、人生の一部である家族。