野に降る星

  • 文藝春秋 (1990年1月1日発売)
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感想 : 4
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  • 本 ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163118208

感想・レビュー・書評

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  • 8割の謎かけに続いて訪れる、残り2割の意外な展開。
    望外の読了感をもたらす、篆刻がごとき潔さ。

    文章を書くために生まれてきた人っているんだなぁ。
    書くことが本当に楽しそうだ。

    主人公の年齢(と、この作家がこの本を書いたと思われる年齢)がきょうの自分と一緒という偶然のおまけも。

  •  1月29日深夜零時、読了。放心状態。言葉を失うほどの感動。心酔、では及ばない。圧倒、でも足りない。

     <a href="http://d.hatena.ne.jp/sessendo/19990130/p1" target="_blank">http://d.hatena.ne.jp/sessendo/19990130/p1</a>

  • 超絶的文章。
    演劇みたいな想像力を掻き立てられる小説。
    絶版だったはずじゃなかったっけか?

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著者プロフィール

1943年、長野県飯山市に生まれる。仙台電波高等学校卒業後、東京の商社に勤務。66年、「夏の流れ」で文學界新人賞を受賞。翌年、第56回芥川賞を史上最年少(当時)で受賞し、作家活動に入る。68年に郷里の長野県に移住後、文壇とは一線を画した独自の創作活動を続ける。主な作品に『雨のドラゴン』『ときめきに死す』『月に泣く』『水の家族』『千日の瑠璃』『争いの樹の下で』ほか多数。また、趣味として始めた作庭は次第にその範疇を越えて創作に欠かせないものとなり、庭づくりを題材にした写真と文章をまとめた本も多い。また、2020年に「いぬわし書房」を設立し、長編小説『ブラック・ハイビスカス』(全4巻) を、23年、『風死す』(全4巻) を刊行。出版活動のほか〈丸山健二塾&オンラインサロン〉や〈丸山健二文学賞〉なども運営している。

「2024年 『言の葉便り 花便り 北アルプス山麓から』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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