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- 本 ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163122007
感想・レビュー・書評
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御宿かわせみシリーズ。雪女郎・浅草天文台の怪・恋文心中・わかれ橋・祝言・お富士さんの蛇・八朔の雪・浮世小路の女。
女の度胸があっ晴れな「恋文心中」、るいと東吾がついに夫婦となる「祝言」、東吾の愛妻ぶりが微笑ましい「八朔の雪」、記憶違いが生み出す「浮世小路の女」など。
メインキャストたちはもちろん、各章のキャラクターが個性的で際立っている。愛憎の比重がより物語を印象深いものにしている。八朔篇にしろ恋文篇にしろ、哀しい死が時代背景と共に情緒があって、幸せになれたるいと東吾の今までの一歩一歩が、よく辛抱したなぁと比べて思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
御宿かわせみシリーズ。幕末が東吾の生活に影響を与え始めた。ついに役付となり、るいと祝言。これからは単純な江戸時代市井捕物帳とはいかなくなるんだろうなぁ。やはり人情が絡む作品に魅かれ、後半の「祝言」「八朔の雪」「浮世小路の女」が良かった。もう、このシリーズはとことん付き合います。
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著者プロフィール
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