IT 上

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (603ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163128405

作品紹介・あらすじ

IT(イット)とは何なのか?ITはITとしか呼びようがない。それほど巨きく、不可思議だ。忘れていた少年の日にもどって、あのおぞましい恐怖を通じて得た愛と勇気を、いま確かめようとする7人。S・キング傑作群中の最大傑作。

感想・レビュー・書評

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  • これぞスティーブン・キング!面白くて入り込み過ぎてしまうほど。

  • 殺人ピエロと戦う?お話。
    27年前と現在を行きつ戻りつ語られるのがややこしいし、話が前にすすんでる感じがゆっくりでもどかしい。
    でも続きが気になってしまいます。
    愛称とかでいろいろ名前が出てくるので、人物把握が大変でした。
    ウィリアムとビルって同一人物なの?名前違うじゃんってとこから(笑)
    ホラーだからでしょうが、屍鬼とかAnotherとかと同じ匂いがしてワクワク。

  • めっちゃ長い!!!
    映画と全然違うことにまず驚いた。
    正直、ホラー描写がめちゃくちゃ怖いわけではない。けど、続きを読ませる魅力がある。恐らくそれは、登場人物の個性や、彼ら彼女らのサイドストーリーが物語に厚みを与えているからだと思う。文字通り、薄っぺらくない、重量感があるのだ。内容も、物質的にも。
    下巻も頑張って読むぞ。

  • ↓利用状況はこちらから↓
    https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/NP09131287

  • スティーブン・キングの長編小説。異界の生物ペニーワイズと少年たちの戦いを描いた物語になっている。
    メイン州バンゴア周辺の架空の街デリーが舞台になっている。街に潜み子供を殺してまわるピエロの姿をした生き物と5人の少年、1人の少女たち”はみだし組”がペニーワイズの戦いに巻き込まれていく様が描かれている。
    また過去の結末から30年以上経過した”はみだし組”が戦いの記憶を蘇らせつつ過去の物語が語られていく。
    以前に読んだダークタワーにペニーワイズらしき生き物が出てきたので気になって読んでみた。
    上巻を読んだ感じではスタンドバイミーに魔物退治を加味した冒険ものだと思う。
    心理的な恐怖を煽る手法はキングの得意としているところだけど、アメリカの日常風景や社会の病理が淡々と描かれるのは読んでいて楽しい。自分がキングの小説を読む理由も7,80年代のアメリカの日常に触れることができる点だ。文庫本4冊になるほどの長編だから若干長く退屈に感じられるのがデメリットではあるけど、気のいいアイルランド警官とのやりとりなど読んでいて和むシーンも多数あった。

  • スタンドバイミーが大好きなので、誰かのITはスタンドバイミーにスプラッター混ぜたみたいなもの、というコメントを見て、読んでみた。
    なるほど、この人ってこういう人物描写する人だったんだなぁ。ほんと上手いよなぁ。
    めちゃくちゃ長いのでぶっ飛ばしつつ読む。
    面白いけど、とにかく長いぜ、長すぎる。全然先がみえてこないまま、へとへとで下巻へ。

  • 上巻だけでもかなりの厚さ。
    なんにもすることがなくて冬ごもりして読むにはぴったりの本。でも家事や仕事の合い間に読む身としては一気によみたいけどちょっとづつちょっとづつ、亀の歩みのような進み具合でやっと読み終えた。
    読んでいて思ったのは、差別用語がハンパない。
    ”どもり野郎””ユダ公””クロンボやろう”この辺は序の口。
    時代を感じる

    あの荒ら地で何があったのか、ITの正体はなんなのか、なんでみんな大事なとこをすっぽり忘れているのか、父親を殺したヘンリー・パワーズはどうなったのか。
    また、更に下巻が楽しみ。

    ・ビル・デンブロウ…弟ジョージをITに殺されている。
    どもりがあるがビッグ・ビルと呼ばれ仲間のリーダーで将来は小説家になっている。自転車のシルヴァーが愛車。
    ・ベン・ハンスコム…子ども頃はでぶっちょ。でも本好きの聡明な子。ヘンリー・パワーズら悪童からいじめらてている。ベヴァリーのことが秘かに好き。将来は著名な建築家になっている。
    ・エディ・カスプブラク…母親が極度の心配性。喘息だと思いこませて、いつも吸引器を持ち歩いている。
    ・マイク・ハンロン…黒人、将来は図書館員になっている。27年後みんなを電話で呼び戻す。
    ・スタン・ユリス…ユダヤ人、いつも清潔感ある服をきている。マイクからの電話のあとお風呂で自殺する。

    ・リッチィ・トージィア…七つの声も持つ男。眼がねをかけているおふざけ者。将来はディスク・ジョッキーになっている。
    ・ベヴァリー・マーシュ…唯一の女の子。赤毛。父親から体罰を受けている。ベンの好意を知りつつもビルが好き。将来は有名な服飾デザイナーになっている。が夫のトムは暴力夫。

  • 再映像化を機に、って昔の映像も観ていない。観るぅ。

  • 年末の5日で読了。予想に反し、トム・ソーヤの冒険、ホラー版というような小説だった。ITよりも、リアルジャイアンであるヘンリーが非常に怖かった。幼い日の約束で大人になった6人が集結、という展開も燃える。

  • 2014/01/21

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著者プロフィール

1947年メイン州生まれ。高校教師、ボイラーマンといった仕事のかたわら、執筆を続ける。74年に「キャリー」でデビューし、好評を博した。その後、『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを叩き出し、「モダン・ホラーの帝王」と呼ばれる。代表作に『シャイニング』『IT』『グリーン・マイル』など。「ダーク・タワー」シリーズは、これまでのキング作品の登場人物が縦断して出てきたりと、著者の集大成といえる大作である。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリ賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数。

「2017年 『ダークタワー VII 暗黒の塔 下 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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