おろしや国酔夢譚

著者 :
  • 文藝春秋
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レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163129600

作品紹介・あらすじ

天明二年、紀伊家の廻米を積んだ神昌丸は伊勢・白子の浦を出港し、江戸へと向かった。まもなく激しい嵐に遭遇、船頭・大黒屋光太夫以下17名の乗員は舵を失った船で漂うこと8カ月、ようやくアムチトカ島に漂着する。孤島での4年間の生活の中で一行は次々と斃れ、残るは9名。光太夫は流木を集めて船を組み、カムチャッカ半島へ向う決意を固めた。オホーツクからヤクーツク、イルクーツク、さらに女帝エカチェリーナ2世に帰国願いの直訴をすべく、西の果ての都ペテルブルグへと、厳寒のシベリアを越えてソリの旅が続く。女帝の前で卑屈になることなく堂々と謁見を了えた光太夫は、許されて遂に故国の土を踏む。あの嵐の日から実に10年。しかし、鎖国の世にを見てしまった男を待ち受けていた運命は…。かつて日本人はかくも輝いていた。大歴史小説。

感想・レビュー・書評

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  • 記録文学なので、淡々とした描写。

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プロフィール

北海道旭川で生まれた井上靖(1907~1991)は、天城湯ヶ島、三島・沼津で18歳まで過ごしました。伊豆の地が『しろばんば』『夏草冬濤(なつぐさふゆなみ)』、洪作少年を誕生させました。沼津中学(現・沼津東高校)時代には、文学へ目覚めるきっかけとなる友人たちと出会い、金沢の四高(しこう)で詩作を始め、京都帝国大学を卒業後大阪毎日新聞社に入社。小説『闘牛』で第22回芥川賞受賞、文壇へは1950(昭和25)年43歳デビュー。現代小説、歴史小説、エッセイ、自伝的小説、シルクロード西域関連の作品、詩集など創作、その軌跡は「山脈」と讃えられます。人間の本質を優しくとらえた井上文学、時を超えて愛されつづけています。

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