本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163133201
感想・レビュー・書評
-
これは著者の最晩年の短編集である。アルベルト・モラヴィアはイタリアの著名な作家で、1907年に生まれ、90年に82歳で死んだ。『無関心な人びと』『軽蔑』などの長編は、わが国でもよく知られている。
モラヴィアは好んで性の問題を扱う。なかでもとくに、男から見た、女の心理的な不可思議さを描く。モラヴィアの世界では、女の行動は究極的には不可知である。したがってそこでは、男は受動的、分析的な存在として置かれ、女が積極的に行動することになる。詳細をみるコメント0件をすべて表示
全1件中 1 - 1件を表示