牡牛の柔らかな肉

  • 文藝春秋 (1993年1月1日発売)
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本 ・本 (440ページ) / ISBN・EAN: 9784163144207

感想・レビュー・書評

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  • 何を隠そう、連城先生のファンである。
    がっ。これはいただけない。この作品はいただけないぞ!!
    どうしたんだこの冗長でどーしよーもなくつまらなく空回りした内容@@
    なんでこんな作品を書いたんだ連城先生!!

    だらだらと長いのは、もしや連載だったからか、とは思うものの。
    エピソードのどれも、登場人物の誰にも共感しにくく、しかも何が起こっているのかさっぱり分からない。

    個人的には連城先生作品の、浮世離れと驚くほどのリアリティがしっとりと融合しているところが好き。
    人物描写についつい感情移入したり、あらゆる事件の動機に「おおお」と共感したり驚愕したりするから、ある意味「からくり小説」的な連城作品が面白くなるわけで。

    登場人物に全然共感できない状態で話が進んでも、「ハァ?」の連続なわけですよ。
    しかも先生お得意の「嘘」や「引っかけ」だけは健在だったりするから、よけい胡散くせー!!

    ……酷評になってしまった。
    つーか、あの尼さんにそんなに魅力があるとも思えず。
    ついでに緒沢さんに魅力があるとも思えず。
    なんだかな。

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著者プロフィール

連城三紀彦
一九四八年愛知県生まれ。早稲田大学卒業。七八年に『変調二人羽織』で「幻影城」新人賞に入選しデビュー。八一年『戻り川心中』で日本推理作家協会賞、八四年『宵待草夜情』で吉川英治文学新人賞、同年『恋文』で直木賞を受賞。九六年には『隠れ菊』で柴田錬三郎賞を受賞。二〇一三年十月死去。一四年、日本ミステリー文学大賞特別賞を受賞。

「2022年 『黒真珠 恋愛推理レアコレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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