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- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163145808
作品紹介・あらすじ
ひとときの喜びと残る哀しみ。そして人生はつづく-。短篇の醍醐味。
感想・レビュー・書評
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6月30日
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歳が近いせいか、安心して読めた。
この作家、切れ味鋭い才能は残念ながら持ち合わせていないが、なんかぼくの書く(小説なんか書いたことないが)ものと似ているような気がする。
男女の心理を描いた短編集。
短篇のせいか、取材で仕入れた知識を微にいり細に入りひけらかさず、サラリと描いてるのがいい。
例えば、F1レースとか、野球とか、フライフィッシングとか、かなり詳しい取材したという形跡が読み取れるが、時間制限(字数制限?)のため、踏み込めないでいるのが、却っていい。
よく分厚い小説を書く作家って、取材の成果を詰め込みすぎて、物語の本筋がぼやける人多いじゃないですか。
普段どんな小説を書く作家か知らないが、短篇で成功したね。
各物語をプツッと終わらせるやり方もぼく好み。
難点は、その歳で女に興味持ちすぎ・・・って、ところかな?
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