陰陽師 飛天ノ巻

著者 :
  • 文藝春秋
3.67
  • (18)
  • (34)
  • (52)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 234
感想 : 19
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163156507

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 陰陽師シリーズの第二弾です。
    今回も安倍晴明と源博雅の掛け合いが絶妙で、また風景描写も風情があって大変よろしい^_^

    ますます二人の今後が楽しみです。
    博雅の性格が良いんですよ♪

  • 陰陽師シリーズ第二弾。

  • 陰陽師
    夢枕獏 飛天ノ巻

    陰陽師シリーズ②

    ∞----------------------∞

    -天邪鬼-
    樹齢千百年を越える檜で四天王像を彫る。切株のくに現れる童子。そこまでの樹であれば、なにかが憑いていても不思議では無い。

    -下衆法師-
    仏教の教え。人の本性を仏と呼ぶは一種の呪。人は人でよい。博雅は博雅でよい。
    木犀の薫はさぞかしいい香りだろう。

    -陀羅尼仙-
    仙人になろうとした法師。仙人になりたくてなってしまった人(人?)。仙人の修行から俗に戻る人(人?)。人は簡単に仏にも仙にもなれない。

    -露と答えて-
    博雅は女性を好きになりたいのか?と思える呟きを時たま目にするように。
    兼家殿の百鬼夜行の答え。博雅は可愛がられているようで、からかわれてるようにも。もっと本を読もう。
    この頃には宇宙は時空を差すものとされているそう。

    -鬼小町-
    妖の正体はあの絶世の美女と言われた小野小町。老婆になり美しさが消えて悲しんでいる。そして百夜目に焦がれ死んだ男が彼女に憑いて離れない。

    -桃園の柱の穴より児の手の人を招くこと-
    子供の招く手、人の指、蛙、蛇。気脈の流れが止められてしまって溢れ出てきた。

    -源博雅堀川橋にて妖しの女と出逢うこと-
    博雅について。音楽に秀でた人で、ただ笛を吹いていただけで、人や精霊や鬼が感応し、自身は気付いていない。

    2023/12/09 読了(図書館)

  • 「天邪鬼」「下衆法師」「陀羅尼仙」「露と答へて」
    「鬼小町」「桃薗の柱の穴より児の手の人を招くこと」
    「源博雅堀川橋にて妖しの女と出逢うこと」の7篇。
    7年ぶりのシリーズ2巻目として刊行。
    なんで7年もかかったのか。
    「鬼小町」が好き。

  • 陀羅尼仙
    「仏の道、仙の道、極めようとしたあげくになれたのは――人ですよ」

  • なんだかわかったようなわからなかったような話もあるんだけど、雰囲気がステキだからOK牧場!
    晴明さんも博雅さんも中年ってのも良いんだよねぇ♪
    若造の中二病傾向の話じゃないからさ。

  • 【図書館本】シリーズ2作目。博雅が“いい漢”すぎてホレそうwww 晴明と博雅の関係が暖かくて、いつまでも見守っていたい。
    「ゆこう」「ゆこう」そういうことになった。
    淡々としてるけど、会話のテンポは良く、親しみや信頼がにじみ出ていて読んでいるのが楽しい。とにかく博雅が可愛すぎるw

  • やっぱりこの二人はいいなぁww

    博雅めっちゃいい人だww
    雰囲気に流されちゃってるところとか…もぉ!本当に可愛い!!

  • 源博雅堀川橋にて怪しの女と出逢うこと の前半で、博雅についての逸話や人柄が語られていて、博雅の人物像がより明確化した。

    晴明にも分からないことがあって、できないこともある。

  • 1巻に比べると、かるめの話が多い気が

    全然おもしろいんだけど!!!!!

    小町せつない


    そしてこの本を読むと、お酒のみたくなる

全19件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1951年、神奈川県出身。第10回日本SF大賞、第21回星雲賞(日本長編部門)、第11回柴田錬三郎賞、第46回吉川英治賞など格調高い文芸賞を多数受賞。主な著作として『陰陽師』『闇狩り師』『餓狼伝』などのシリーズがあり、圧倒的人気を博す。

「2016年 『陰陽師―瀧夜叉姫― ⑧』 で使われていた紹介文から引用しています。」

夢枕獏の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×