あたしが海に還るまで

  • 文藝春秋 (1996年1月1日発売)
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感想 : 5
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  • 本 ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163160009

感想・レビュー・書評

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  • 「ファザーファッカー」の続編。まさかあの話に続きがあるとは…と驚いて思わず手にとってしまった。
    家出をしては家に連れ戻される静子だったが、ついに上京を果たす。ろくでもない養父から逃れたものの、次から次へと付き合う男たちも馬鹿者ばかりだ。おかげで中絶、結婚、離婚も経験する。相変わらず母親はだらしないし、こんな環境にいながら、希望を失わずにまともな感覚を持ち合わせている静子が不思議でならない。「ファザーファッカー」の勢いが少し衰えて淡々としてきた感じもするが、せっかくだからセットで読むべし。

  • 15の少女(おそらく春菊自身のこと)が義父にやられ続け
    殴られ続け、知っていながら守ってもくれない母たちの元から
    何度も家でをし、沢山の男を通りすぎ、中絶を繰り返し、
    結婚し、離婚し、という半生を淡々と羅列している話。

  • さくさく読めた

  • ファザーファッカーの続編という事で当時即購入した。増々春菊ネェさんのファンになりました。

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著者プロフィール

1959年長崎県生まれ。漫画家、小説家、俳優、歌手。1984年に漫画家デビュー。1994年『私たちは繁殖している』『ファザーファッカー』でBunkamuraドゥマゴ文学賞受賞。その他の作品に『南くんの恋人』『あなたも奔放な女と呼ばれよう』など。私生活では4人の子どもの母親(夫はいない)。

「2017年 『エッチなお仕事なぜいけないの?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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