受難

  • 文藝春秋 (1997年1月1日発売)
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感想 : 23
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  • 本 ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163168401

感想・レビュー・書評

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  • 突飛な設定に加え、作者が女性ということに驚いた。
    初めは嫌悪感が強かったが主人公にだんだん惹かれていく自分がいた。

  • 何かと口うるさい人面瘡だけど、ここまでくるともはや相棒だな。いてくれないと落ち着かなくなりそう。

  • 敬愛する米原万里さんの『打ちのめされるようなすごい本』からたどり着いた本です。

    キリスト教がいうところの『愛』とはを自問自答しながら深めていく過程が奇想天外だけど、最初から最後まで笑いながら、時に涙しながら一気に読了!実際の女性雑誌名が登場人物の名前にもじられていたり風刺スパイスも効いて、非常に楽しかった。小説家って凄いなあ。

  • 面白かった。変な世界観すぎて、途中で読むのやめようかとおもったけど、最後まで結局引き込まれて読んでしまった。フランチェスコが思いのほか、、魅力のあふれる女性だったのでしょうか

  • 初っ端から、パンチを決められたくらいの衝撃。
    今道端ですれ違っているあの人もきっと、私には知らない秘密や悩みをもって生きているんだろう。それが当たり前で必然。
    だから、何も恥じることや後ろめたくなることはないんだ。ずっと前をむいて生きていこうと感じれる作品。

  • フランチェス子と古賀さん、可愛い〜
    これも好き。コレも買おう。

  • 鉄壁処女のフランチェス子と、彼女の股間に出来た人面瘡〈古賀さん〉との話

  • ビックリする様な設定で始まるが、古賀さんの酷い発言とフランチェス子のカトリックな発言が妙に絡み合ってシミジミする。女として価値0!と言われ続けても淡々とその言葉を受け入れるフランチェス子。人間として出来過ぎでしょ?

  • 映画化を機に借りてみました。映画の予告を見た限りではコメディータッチだけどホラー色もあるのか?と想像して読み始めました。最初はやっぱり恋愛かとおもいきや、結局はコメディーですね。さーっと読めるし読後感も悪くはないんですが、伝えたかった事は何?と言う感想です。

  • この著者はエロ小説家なのか、いや、そうではない、しかし、このあっけらかんとした性表現はなんなんだ。本作もエロ表現全開だが、最後はおとぎ話となっている、そうだこれはエロおとぎ話なのだ。しかし、これを直木賞候補とするのはどうだかなとは思う。ストックがなくなったのでしばらく姫野カオルコはお休み。しかし、また読みたくなる魅力ある作家だ。

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著者プロフィール

作家

「2016年 『純喫茶』 で使われていた紹介文から引用しています。」

姫野カオルコの作品

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