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本 ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784163171708
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中野美代子の中国歴史小説。
テーマはズバリ、「東洋と西洋の融合」!
18世紀に中国で活動したイエズス会士で、イタリア人宣教師のジュゼッペ・カスティリオーネ(中国名「郎世寧」)の物語。
清朝第六代皇帝・乾隆帝に仕え、絵画や建築などで活躍した彼が、本来の目的である布教の道を閉ざされ、芸術面のみの活動に限定される苦悩が描かれています。
円明園の西洋楼建築に関する乾隆帝の無理難題と、皇子たちの信仰と情愛をめぐる苦悩、同じ苦労を分かつ他の修道会士たちとの友情、そして思わぬ所で発見された白骨死体!?
乾隆帝の「十全武功」の一つ、ウイグル征伐と、香妃伝説も出てきます。
舞台が中国でありながら、西洋美術が随所に出てきます。
挿絵が多く、円明園の図や、欧州の建築美術、中国や欧州の絵画なども見れるので、物語中の説明がビジュアル的に補足されます(^O^)
欲を言えば、挿絵はカラーでもっと詳しく見たかったですね(;^_^A
あと乾隆帝の息子たちにスポットを当てるなら、私生児と言われる福康安も登場させて欲しかったなw
ニン、トン♪
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