- Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163173603
作品紹介・あらすじ
平安京はマジカル・ゾーン。悪鬼妖魔何するものぞ!都の闇に巣食う魑魅魍魎に挑む若き陰陽博士・安倍晴明と、貴公子・源博雅。胸のすく冒険譚。
感想・レビュー・書評
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いやー、好きだなぁこういうの。
平安時代の設定なのにちっとも古めかしくなく、人物ももののけも生き生きと瑞々しく描かれていて、読んでいて楽しい。
そして晴明と博雅の友情。
お互いが肩の力を抜いて、こんな親友がいたら素敵だなぁと思わせる。
続編にも期待大です♪詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
陰陽師シリーズ第三弾。
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呪って何なのだろう?このシリーズがただの怪談ではないのは、晴明と博雅の間で、時々哲学的なやりとりになって、色々と考えさせられるからかもしれない。
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作中に、色即是空について書かれている。
「あるものがそこに在るということは、そのものと、それを眺める人の心があって初めて生ずることなのだよ」と。
陰陽師 三冊目。 -
いつも通りの読後感。いい。
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2016.1.24市立図書館
陰陽師3巻目
・瓜仙人(9)
・鉄輪
・這う鬼
・迷神
・ものや思ふと…(7歌合のエピソード)
・打臥の巫女(5露と答へてにでてくる人物だが話は違う)
・血吸い女房(8雨乞いの話に繋がりそうで繋がらない)
(数字は岡野玲子のコミック版で登場する巻)
「ものや思ふと…」は、菅公ではなく読人しらずの鬼が親子にわたって憑いたというコミックス版とはちがう展開ながら心に残る佳編だった。 -
【図書館本】シリーズ3作目。「ゆこう」「ゆこう」そういうことになった。これが出てくると妙に安心する。妖怪や呪云々より、晴明と博雅の関係が素敵すぎてすべてを持っていく。この好ましい関係が続いていくのは見ていて楽しいし、微笑ましい。次も次もとどんどん読み進ませてくれる重要なファクター。
この巻では『ものや思ふと……』が印象的。