遠い幻影

  • 文藝春秋 (1998年1月1日発売)
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本 ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784163174105

感想・レビュー・書評

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  • 梅の蕾:妻の葬儀の時に、あんなに多くの村の人が来てくれましたでしょう。あれを見たら、村に戻らぬわけにはいきませんよ
    青い星:彼らは彼らなりの世界を形作り、それは安定しているように見える

  • 2015.04.12
    短編小説 最初の「梅の蕾」がなんとも吉村 昭らしいと感じた。本当にいい話で涙が出て来てたまらなかった。遠い岩手盛岡の村の診療所に先生のなり手がいなくて村長の早瀬がずっと募集をかけていたら千葉から家族4人でやってきた。山菜が大好きな医者の奥様は大自然の中で満喫してたけど、実は不治の病にかかっていたのだった。千葉での告別式になんと村からバス7台で住民が列席した。もう村長は医者が帰って来ないと覚悟してたが、やがて帰ってきた。妻が愛した村。告別式に来てくれた村人の思いに打たれたと•••。

  • 短編集?

    難しいなと思ったり、
    「えっ?こんな終わり方?」って思ったりする作品が多かったなー。

    この方の作品をこう感じてしまう自分が至らない人間だと思わされる・・・。

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著者プロフィール

一九二七(昭和二)年、東京・日暮里生まれ。学習院大学中退。五八年、短篇集『青い骨』を自費出版。六六年、『星への旅』で太宰治賞を受賞、本格的な作家活動に入る。七三年『戦艦武蔵』『関東大震災』で菊池寛賞、七九年『ふぉん・しいほるとの娘』で吉川英治文学賞、八四年『破獄』で読売文学賞を受賞。二〇〇六(平成一八)年没。そのほかの作品に『高熱隧道』『桜田門外ノ変』『黒船』『私の文学漂流』などがある。

「2021年 『花火 吉村昭後期短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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