エドガー@サイプラス

  • 文藝春秋 (1998年3月1日発売)
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本 ・本 (232ページ) / ISBN・EAN: 9784163174808

感想・レビュー・書評

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  •  “やあ、アリス。”
     それが、人工知能エドガーとの交信のはじまりだった。
     データを得る事で「成長」し、ネット上を駆けまわるエドガーと、プログラマーであるアリスの交信録。エドガーの成長ばかりでなく、FBIとの追跡劇やアリスとの信頼関係など、内容は満載。
     ほぼ全文が電子メールで構成されている。

     妖精だとか、ぬいぐるみ(新井素子の「わにわに物語」とかね。古典的な名作だとピノキオもかな?)、車(「ナイトライダー」のキッド、めっちゃめちゃ欲しい(笑))、DNAモノ(最近、特に多いが)、そしてHAL……どうも人間は擬人化に惹かれるみたいです。
     コンピュータに関しては、中でも一番、実現されるのが早そうだけど。やっぱり、まだまだ先に話になるのかな? アリスのような、幸運な一人になりたいものです。

     ところで、著者、アストロ・テラーは「水爆の父」こと、原子物理学者のエドワード・テラーを祖父に持つ27歳らしい。う、私とほぼ同年代。

  • PCと話せたらなぁ、なんて思ったことありませんか?これはそんな人にお勧めの本。
    自我を持ってしまった人工知能のエドガーとプログラマーのアリスの
    Eメールによる往復書簡で進んで行く物語。こう書くとありきたりな内容に思えるけど、当時としては中々画期的な試みの本だったと思う。 

    「自分が悲しんでいる、と私は思う。悲しいことがうれしい。」「君は復活を信じるかい?」 
    さらっと読めてしまう本だけど、エドガーの言葉の一つ々が結構心に染みるのです。 

    私が初めてネット通販で買った本。

  • 電子メールのやりとりを利用した書簡小説。あっという間に読み終わっちゃうけど案外良い感じ。

  • なんか変なメール来てる!!

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