侯爵サド夫人

  • 文藝春秋 (1998年3月1日発売)
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本 ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784163175607

感想・レビュー・書評

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  • かの悪名高きサド侯爵夫人ルネの話なのですが、主人公は聴罪聴聞僧のフィリップ・ピネル。

    母親の呪縛から解き放たれず、ただひたすらにサド侯爵への愛を語るルネにフィリップは違和感を覚え、それがどんどん恋心に変わっていく。

    ルネを母親から切り離すために最終的にサド侯爵を牢獄送りにまでしたフィリップ。彼自身もサドと同じ母親に愛されなかった一人。その一人としてこの仕打ちはどうだったんだろう。

  • 子供のころ、少女小説を読んで以来の藤本先生。懐かしくも、新鮮。語り口読みやすい。イメージが湧きやすく、他の本も読んでみる。

  • 乳兄弟とかザ・藤本ひとみな感じ。少女小説を楽しむ。母と娘の関係。むむむ。080720

  • 夫を支えた妻の気持ちは未だにわからず

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著者プロフィール

長野県生まれ。西洋史への深い造詣と綿密な取材に基づく歴史小説で脚光をあびる。フランス政府観光局親善大使。著作に、『新・三銃士』『皇妃エリザベート』『シャネル』『アンジェリク緋色の旗』『ハプスブルクの宝剣』『王妃マリー・アントワネット 華やかな悲劇のすべて』『幕末銃姫伝』『i維新銃姫伝』など多数。青い鳥文庫ではKZのほかに「妖精チームG(ジェニ)」シリーズ、『マリー・アントワネット物語』『三銃士』も手がけている。

「2019年 『探偵チームKZ事件ノート 特装版 校門の白魔女は知っている』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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