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本 ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784163176307
感想・レビュー・書評
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たとえ事実であっても脚色の程度がどれくらいなのかは誰も分からないけど。。
三島由紀夫の小説、特にエッセイから感じる「おやお兄さん、随分ウブなことで」っていう印象が、ここでは2枚に千切った紙を合わせたようにぴったり。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
暴露本か三島由紀夫の思いでか
文章も少し読みにくかった -
三島由紀夫と同性愛の関係にあった著者が書いた三島由紀夫とその関係。ノンフィクション。遺族との訴訟問題があり発刊中止になった本みたいで、内容を読むと遺族側からしたら、こんな本を出されたら嫌だろうなぁと思う。色んな事がかなりリアルに書いてあるので驚いた。
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長く敬遠していた著作だったが、読んでみると自身の醜悪さ卑しさに対して幾度となく内省を繰り返してきた著者の筆に、嫌な読後感はない。しかし、所謂三島の最期については、出自や家庭環境やホモ云々では、矢張り掴み得ない。それだけははっきりしている。
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三島繋がりで手に取ってみたけど、暴露本なのかフィクションなのかは
分らない。けれど、内容は濃い!三島という人は繊細で細かい人なんじゃないかなと思う。
なのでフィクションでも納得しそう。 -
知ってるようで意外と知らないかも、と思い読みはじめてみます。この本はセクシャルティな面からの三島由紀夫へのアプローチのようです。
表紙がカッコよくてクール!(3/20現在) -
四半世紀を経て綴られる作家の実像。不世出の作家・三島由紀夫との秘かな交際を明かす衝撃の文学。
福島次郎さんは『蝶のかたみ』が欲しかったのですが、こちらが売っていたので先に読みました。
『憂国』はともかくとして、作品の中ではそういった主張がない三島由紀夫の不可思議な心中を解き明かしてくれた気がします。 -
バラしちゃかわいそだよっ。食パンいっぱいもらったんでしょ!遺族に訴えかまされた、真実なら少したいへんな暴露本。でもそっちの人に言わせれば、三島はそっちで本物じゃないらしいよっ。
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出版差し止めを食らった本。
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人間三島由紀夫の観察として、とても興味深い記録である。
読んでいくうちに三島由紀夫の同性愛、狂気、絶望感に次第に浸食されていくような感覚になった。
死に向かっていく最後の3年間の記録のくだりで、三島由紀夫自身がインタビューで語っていた「自分のためだけに生きて自分のためだけに死ぬほど人間は強くない」というフレーズを思い出した。
『三熊野詣」を読んでみたい。