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- 本 ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163176406
感想・レビュー・書評
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御宿かわせみシリーズ。第24巻。花の雨・春の高瀬舟・日暮里の殺人・伝通院の僧・二軒茶屋の女・名月や・紅葉散る・金波楼の姉妹。我慢を続けて来た男がやっと自由を手に入れようとした矢先が哀れな「春の高瀬舟」、実直な男2人に比べて子持ちの女が憎らしいまでに腹立たしい「名月や」、麻太郎の母が密命を受けて息子と共に江戸へ来る道中で東吾と出合う「紅葉散る」、金と欲に目がくらんだ父娘が自業自得な「金波楼の姉妹」など。なにげに麻生宗太郎がおいしいところを持って行く場面が多い。
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御宿かわせみシリーズ8編。捕物、人情ともにかわせみシリーズでは並かやや落ちる。どうも、すっきりしない話が多い。ただ、まさに出来すぎでしょうという「縁」で強引に進めた「紅葉散る」で東吾の隠し子(?)麻太郎を引き込む。うーーん、もしかして将来的に源太郎と麻太郎、花世の恋の鞘当てが、なんて想像するのも楽しい。
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著者プロフィール
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