池袋ウエストゲートパーク

著者 :
  • 文藝春秋
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レビュー : 159
  • Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163179902

作品紹介・あらすじ

刺す少年、消える少女、潰し合うギャング団…。ストリートの「今」を鮮烈に刻む青春ミステリーのニュービート。オール読物推理小説新人賞受賞。

感想・レビュー・書評

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  •  前から読みたいと思っていて、なかなか手を出さずにいた。完結しているならまだしも、シリーズが続いている本は手を出しにくい。しかも、先日14巻が出たばかり。
     でも、読みたい欲求が勝ち、読み始めてみた。思えば、長瀬が主演のこのドラマを毎回楽しみに観ていたなあ。私にとっては長瀬演じるマコトよりも、窪塚洋介演じるキングが断然カッコ良かった。

    さて、現在も続いている池袋ウエストゲートパークの記念すべき第1作目となる今作。主人公のマコトの目線で物語が語られる。
    マコトの頭の中の言葉がそのまま文章になっていて、その文体はかなりクール。20年経った今も古臭くないし、違和感もそれほど感じない。
    物語は4章からなり、4つの事件が起こる。全て、マコトの生活する池袋で起こり、マコトの活躍で事件を解決していく内容だ。警察やヤクザではも解決できない問題をマコトならではの解決法を模索していく。ただ、自分たちの池袋を守りたい一心で。脇役も個性豊かな面々。何か一生懸命にやるのはいいなあなんて思ってしまうと同時に、あの年代に戻りたいとも。読んでいて熱くもなるが、ノスタルジックな気持ちにさせられる。

     テレビを観ていた当時は気づかなかったが、結構豪華なキャスティング。改めて観ても面白いかも。

  • ★2008年12月11日 99冊読了 『池袋ウェストゲートパーク』石田衣良著 評価B+
    いよいよ池袋ウェストゲートパークシリーズに手をつけましょう。シリーズで買い込んできています。著者は僕と同い年、生活地域も西武池袋線沿線ではないかと思うほど身近な場所が次々と出てくる。物語自体はある意味で荒唐無稽で、無機質、ど派手ではあるが、スピード感があり一気に読ませるストーリー性がいいと感じられた。今後の話が愉しみである。

  • なんとなく昔話題になってた気がしたので読んでみた。
    テンポよく進むし、ストーリーもわかりやすいので、読みやすい。それぞれ、そんなに長すぎず短すぎず。
    若い男の子が主役の池袋ストリート劇場。若者の独特でなんとも言えない雰囲気がまた良い。なんとなく若さを感じたあたり、年取ったのかなぁ、俺。(苦笑)
    ネタも当時としてはなかなかタイムリーだったのでは?という感じ。

  • 久々の再読。体言止めが多めの地の文とか、クールな表現とか真似したくなるかっこよさだった。タカシがかっこよすぎる。

  • 加奈さんがかっこよかった。ドラマ化もされたらしく、キャストを見てから読んだら、頭の中で映像がいい感じに流れてきた。続きを読むのも楽しみ。読み終わったらDVD探してみよう。

  • IWGPシリーズの1作目。
    マコトにタカシにサル・・・

    テンポの良い展開がいい。

  • 池袋で家の果物屋を手伝いつつ、何でも屋として知られるマコトは

    池袋西口公園のやっかいごとに首をつっこんで解決していく物語。





    やくざのサルや池袋の王様タカシ




    個性的な仲間で回りを一杯に埋め、彼は今日歩き続ける。









    命がけでストリートで走り回る少年達の物語。












    ","だって、王様だぜ?カッコイイに決まっている。




    池袋に集まるギャングボーイズを束ねている頭タカシ。




    彼はコブシとアタマでのし上がった無駄がなく、速く、鋭い氷の声を持つ正真正銘の王様だ。




    彼をあらわす言葉はいつもクールで、ゾクゾクしてしまう。




    けど、それじゃただのカッコイイ男だ。




    彼はかっこいいだけじゃない。
    頭がいいだけじゃない。
    コブシが強いだけじゃない。


    誰よりも
    心の奥の奥の奥に熱いものを秘めている。

    それはあまりにも彼の奥深くでたぎっていて表面的には見えにくいのだけど

    あの最悪な夜

    内戦を止めるためにタカシがとった行動が

    すべてを表している。


    もし、あの場にいたのが彼以外の誰かだとしたら

    きっとこの池袋には大きな傷が残っていただろう


    彼はあの争いを止めるために自らの血で

    許しをこうた。


    誰よりも高みにいるトップが自らの血をもって


    すまなかった


    と謝罪したのだ。


    それは言葉でいうほど簡単なことじゃない。

    地位があがればあがるほど

    責任は重くなり、自らの非を認めず謝罪の言葉は出にくくなる。


    その中で王様が発するすまなかったはどれほどの衝撃を生んだだろうか。


    私は彼の中に池袋を自分のチームを守るためならなんでもできるという熱い思いを見た。


    誰もが彼についてくるはずである

    彼はただの能面なカッコイイ兄ちゃんじゃない。

    誰よりも池袋を仲間を大切にし、守ろうとする熱いいい男なのである。

  • シリーズ第1作目。
    まず全ての文章がマコト目線で語られ、読みやすく鋭く親しみやすい表現で書かれている。しかも、登場人物がとても魅力的(池袋のトラブルシューターのマコト、Gボーイズのキングのタカシ、羽沢組の若頭のサル、等)。一番良かった話は「サンシャイン通り内戦」。タカシと京一の抗争と、マコトとジャーナリストのカナとの恋愛のかカッコ良さが印象に残っている。この件を経て、マコトは雑誌のコラムを書き始める。

  • いいね。ストーリーはもちろん面白い。キャラが立ってる。でも何より文体がカッコいい。章末の体言止めがクール。

  • 石田衣良デビュー作の池袋ウエストゲートパーク。
    話が少々わかりづらい部分もあったが
    例え方が自然で面白かった。
    そしてそれらの言葉は時代を感じるが、決して時代遅れは感じなかった。
    最も時代を感じたのがPHS
    でもそれは今は身近に感じない存在だが、医療現場等で使われているので決して時代遅れとは言わない。

    ひとつひとつの描写が丁寧でした。

    で、デビュー作にもちゃんと男女描写があり、でも今ある作品に比べればわりと激しくなかったです(笑)

    これを読めば池袋ウエストゲートパークに行きたくなることでしょう!

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著者プロフィール

石田 衣良(いしだ いら)
1960年東京生まれの小説家。フリーター、広告代理店でのコピーライターを経て、36歳のときに一発祈念して執筆活動を開始。
1997年、『池袋ウエストゲートパーク』で第36回オール讀物推理小説新人賞、2003年『4TEEN フォーティーン』で第129回直木賞、2006年『眠れぬ真珠』で第13回島清恋愛文学賞、2013年『北斗 ある殺人者の回心』で第8回中央公論文芸賞をそれぞれ受賞。
多くの作品がドラマ・映画化されている。代表作に、ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」「下北サンデーズ」、映画「アキハバラ@DEEP」、「娼年」。
2015年にウェブ個人誌『小説家と過ごす日曜日』を創刊するなど、メディアをまたにかけて活躍を続けている。

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