名君の碑 保科正之の生涯

  • 文藝春秋 (1998年10月1日発売)
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本 ・本 (648ページ) / ISBN・EAN: 9784163180304

感想・レビュー・書評

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  • 佐幕といえば、会津藩。その源流にいた保科正之を、これまでほとんど知らずにいた。歴史が会津藩を賊軍とし、歴史の影に落としてしまったから。人が安らかに暮らせるよう心をくだいた為政者の人生には、多くの悲しみや苦しみがあったようだが、よき導き手もいて、素晴らしい仕事は、一人の人間が為すものではないことを感じる。

  • 2014.09.30

    冲方丁さんの光圀伝を読んで興味を持った
    保科正之。
    父秀忠に認めららなくてもグレることなく、
    また義兄家光に重用されても奢ることなく
    ひたすら德川家と民のために尽くした人。

    またヨーロッパでさえまだ福祉制度の無かった時代に、医療福祉や年金制度を導入した名君でもあった。
    にもかかわらず、会津藩の藩祖だということで
    明治以降ほとんど評価されることなく現在に至っている。
    もうそろそろ再評価されてもいい頃じゃないかなぁ

  • 保科ものはこれ。

  • フォトリーディングで知り合った友人に教えていただいた本です。久しぶりの歴史小説だったのですが、保科正之という人がいたことすら知らなかったので、いろんな意味で勉強になりました。

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著者プロフィール

中村彰彦

1949年、栃木県栃木市生まれ。東北大学文学部卒業後、文藝春秋に勤務。87年に『明治新選組』で第10回エンタテインメント小説大賞を受賞。91年より執筆活動に専念し、93年に『五左衛門坂の敵討』で第1回中山義秀文学賞、94年に『二つの山河』で第111回直木賞、2005年に『落花は枝に還らずとも』で第24回新田次郎文学賞を受賞。また2015年には第4回歴史時代作家クラブ賞実績功労賞を受賞。小説に『鬼官兵衛烈風録』『名君の碑』『戦国はるかなれど』『疾風に折れぬ花あり』、評伝・歴史エッセイに『保科正之』『なぜ会津は希代の雄藩になったか』など多数。

「2020年 『その日なぜ信長は本能寺に泊まっていたのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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