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本 ・本 (232ページ) / ISBN・EAN: 9784163180809
感想・レビュー・書評
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はっきりとは思い出せないが最近読んだ本か何かの中に本書が紹介されていた。警察物を変えた本。25年ほど昔の出版で、なるほど図書館の本でも珍しいほど劣化していた。
しかしたった4編の連作短編の重みをずしりと感じる内容だった。「64」をはじめすごい長編はいくつも読んでいたが、これはすごいの一言に尽きる。 -
半落ちや64は読んでいたのにデビュー作を読んでいなかったことに今更ながら気付いて読み終えました。
警察組織の監察、鑑識、秘書課など今まであまり中心とされていなかった裏方の管理部門で起こった問題に焦点を当てた短編集。
組織内の心理戦が多く謎が解明されても綺麗に終わることはなくどこかモヤっとしてしまうところもありましたが面白かったです。 -
松本清張賞を受賞した表題作を含む、四編が収録された短編集。
横山秀夫さんのデビュー作です。
警察小説と銘打つ作品は数あれど、警務課、監察課、秘書課など、これまで取り上げられなかったと思われる部署にスポットを当てる、その着眼点が素晴らしいと思いました。
殺人事件の捜査でなくとも、謎の提示から真相の解明に至る道筋は、ミステリそのものといった印象で、更に言うならこの作品集は、警察内部の日常の謎といった趣もあるのではないでしょうか。
「新しい警察小説」という言葉にも納得の一冊です。 -
警察の裏側を描いた話。
内部の出世競争は激しく、みんなが人事に敏感だ。その人事権を握るエース。だけど、人間誰しも完璧ではない。出世ばかり気にして、友情も家庭も無くしてしまうのはあまりにも哀しい。 -
わけあり
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面白い推理小説ではある。読んでいて警察内部の組織の実情や登場人物の心情がよく描かれていて飽きない。しかし、陰の季節と地の声の2篇を読んで、残り2篇が読みたいとは思わなかった。推理に徹しまた描写が現実的であり、ユーモアや、ロマンスや、冒険、そういった楽しみごとがないせいだろうか。
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(収録作品)陰の季節(松本清張賞(1998/5回))/地の声/黒い線/鞄
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⑧/101
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これも横山特別基準で★4
4.0点
著者プロフィール
横山秀夫の作品






二渡さんのシリーズはこんなに続いているんですね♪
人気がある証拠ですね。
しかも仲村トオルに上川隆也と二人の俳優さんにも演じ...
二渡さんのシリーズはこんなに続いているんですね♪
人気がある証拠ですね。
しかも仲村トオルに上川隆也と二人の俳優さんにも演じ分けられていて(//∇//)
またこのシリーズは追いかけていきますね。
たしか『顔FACE』は昔テレビドラマで見たような。。
仲間由紀恵さんが主演だったかな?
読んで確かめてみますね。
ご紹介して頂いて、ありがとうございました(*^^*)
『顔』のドラマ、覚えておられましたか!
私はあのドラマのオダギリジョーが大好きでした。
ツンな感じもよかったけれど、最後の笑...
『顔』のドラマ、覚えておられましたか!
私はあのドラマのオダギリジョーが大好きでした。
ツンな感じもよかったけれど、最後の笑顔にやられました。
でも、あのオダギリジョーが演じた刑事さんは小説にはいなくて、残念でした……
mofuさん、私の書き方が悪かったのですが、二渡さんが主だって登場するのは、「陰の季節」と「刑事の勲章」だけだったと思います。
あとの〈D県警シリーズ〉は、ほんのちょっとの脇役としての登場なんです。
誤解させてしまったかも、ごめんなさい(^^;
オダジョー!カッコよかったですよね〜♡
朝ドラのほのぼのお父さんのオダジョーも良かったけど、刑事役もハマってますよね♪
小説...
オダジョー!カッコよかったですよね〜♡
朝ドラのほのぼのお父さんのオダジョーも良かったけど、刑事役もハマってますよね♪
小説の中には登場しないなんて…残念。
でもあのドラマ好きだったので読むのが楽しみです。
あと二渡さんは脇役でもいい味出してそうなので、シリーズを追いかけてみますね(^o^)