- 本 ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163181004
感想・レビュー・書評
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くるりくるりとひっくり返る展開は折原一お得意の技巧が光っているが、それだけ、という感じがする。
社会派推理小説のような作風と折原魔術とまで言われた技巧派の折原はあまり組み合わせが良くないのではないか。社会派は社会に溢れる問題の真相を俎上にあげて問題提起してくれるが、技巧派は真相や犯人をあっと驚く形で見せてくる。上手くいけば絡み合ってとんでもない作品になるが本作の出来や展開には首を傾げた。 -
先に『冤罪者』を読んでいると尚更楽しめます。
表紙がまた奥深いです。
読み終わった後に余韻に浸らせて頂きました。
ただ、今作では私は真犯人を当ててしまい、そこを覆してほしかった……というワガママ(笑)
でも答え合わせがしたくて読む手は止まりません。
不思議な折原マジックです!
次の『〜者』を楽しみにしようと思います。 -
今月2冊目
★★★
久々の折原一。この人の作風は特徴的で2つ以上の描写から犯人を追っていく。面白いんだが少々長いし疲れた。 -
犯人は分かったが、騙されたことに変わりはない。少年A達について、考えさせられる。
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正直、作者の名前も知りませんでしたが、結構、面白かったですね。
ちょっと、得した気分。
でも15年前の事件と現在の事件の登場人物が似ているため、半分くらい読み進んで、別の事件だと気づきました。
その辺が、もうちょっとわかりやすければ、よかったかな、と。
基本的に、推理小説は誰が犯人とか、予想せずに読むほうなので、意外性もあってよかった。
機会があれば、また別の作品を読んでみたいですね。 -
不思議な構成だった。
15年前の事件と現在の事件。
父親と少年A。
どうなってんの? と思いつつ気がつけばあっという間に読み終わっていた。
ひょっとして少年Aとは・・・と思った人物がそうだったんだけど。 -
何日かかけて読んだから、最後らへんですんなり謎ときが入ってこなかったけど、この作家さんは好きだ。やっぱり犯罪小説が一番だな。次は誘拐者を読みたい。
著者プロフィール
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