透光の樹

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 32
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163182704

作品紹介・あらすじ

「買ってください、私を」。至純の恋心と肉の悲しみ。千桐は"娼婦"になった…人生を貫く極北の恋を描く衝撃の問題作。

感想・レビュー・書評

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  • 大人の恋愛小説。
    その人がいない状態、どうしようもない欠落感があるのが恋愛だという。
    他のもので塞ぐことができない、だからかなしみの伴うものでもある。

    秋の夜長に読むのがオススメかな。

  • 『透光の樹』を読んで。
    耳に注目だよね。ふふ。
    ほんと、大人の恋愛話。
    相手の事を自分のそれぞれの一部と想っていくんだよ。
    秋吉久美子なんだよね。千桐役。
    色っぽいというより。綺麗過ぎて冷たい女性。
    生きる事に対しては、けなげ。はかない?
    でも、実は???
    何ていうんだろ?精神的な恋愛。
    体だけではない変化していく恋愛。
    孤高の位置まで恋愛を二人で作ってっていけた。
    なぁんて。

    もう一回読もうって。思ってる。

  • 05年2月。
    高樹のぶ子さんって初めて読んだんだけど、女性らしい細やかな描写と小道具を配する作家なんですね。郷と千桐が結ばれる描写も仔細に渡っていて、男の自分が赤面してしまうほどだった。
    相手に伝えたいことが、心に思っていることが、言葉でうまく相手に伝えられない。(遠慮ではなく、誤解を恐れてか)微妙なすれ違いが、やがてはお互いが半分半分に同化するまでになり、ラストへと向かっていく。このプロセスが切ないのかも。
    ネタばれになっちゃうんで詳しくは書けないけど、生と性の選択に男の気持ちが現れています。
    GとCが素敵ですよね。これ、なんだかわからないでしょう。読むとやってみたくなりますよ。

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著者プロフィール

1946年山口県防府市生まれ。東京女子大学短期大学部教育学科卒業後、出版社勤務を経て、1980年「その細き道」を「文學界」に発表。1984年「光抱く友よ」で芥川賞、1994年『蔦燃』で島清恋愛文学賞、1995年『水脈』で女流文学賞、1999年『透光の樹』で谷崎潤一郎賞、2006年『HOKKAI』で芸術選奨文部科学大臣賞、2010年「トモスイ」で川端康成文学賞を受賞。2009年紫綬褒章受章。他の著書に『マイマイ新子』『甘苦上海』『飛水』『マルセル』『香夜』『少女霊異記』など多数。

「2016年 『オライオン飛行』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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