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本 ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784163184005
感想・レビュー・書評
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楽器盗難事件や殺人事件が発生しますが、事件よりも主人公の自意識の変化に焦点を置いているので、ミステリー的には消化不良です。
しかし、心理描写は物凄く克明に描かれており、非常に強い力で引き込まれました。巻末に「これはフィクションです」と但し書きされていますが、全体を通してみると作者の自叙伝のように思えます。西澤保彦版「人間失格」みたいです。個人的には好きな作品です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2004.8.5
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語り手に同化すると、非常に居心地の悪い気持ちになる。自己分析して自己否定して欺瞞して陶酔してまた欺瞞。徹底的に解体しては、また逃げ場を作る。ラストはどうも、気に食わない。余り者同士で慰め合うのか、ていう。
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著者プロフィール
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