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本 ・本 (280ページ) / ISBN・EAN: 9784163184500
感想・レビュー・書評
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殺人を犯した弟
兄はなぜ弟がそんなことをしたのか調べ始める…
真実は見つかるのだろうか。
読みやすくて面白かった。 -
ぼくの弟が妹と同じ年の女の子を殺して少年Aになった。 かわいくて子役モデルをする妹を溺愛する母。「なぜ弟があんなことをやったのか、その理由を探そう」ジャガは弟のまわりを探る。加熱するジャガへのいじめ。少年の強い意志と優しさがぐっとくる切ない話だった。しかし、家族の食卓で自分の娘のことを「ミズハ姫」と呼ぶ母親はどうなのと思った。うつくしくない子どもとして育てられたジャガがここまでグレずにまっすぐ育ったのが不思議なくらいだった。
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最初は何か似た事件があったたなあと思い読み進めていくと、だんだん面白くなった。最後は納得いかないが、及第点以上だ。
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誰だって二重人格をもってる。
それが中学生なんていう
多感な時期にはなおさら、
もう一人の自分が
すごく大きな存在なんだと思う。
そのもう一人の自分が
孤独で狂気で暴力的だったら?
どうやって、そういう自分と
折り合いをつけていくのだろう。
主人公の友だちの
長沢くんもはるきも
それぞれ秘密がある。
もう一つの自分が、
狂気的な部分だった
弟と松浦くん。たまたまね。
でも、みんな持ってるんだよね、
人には見せていない自分。
そんなことを
考えさせられる一冊。 -
1999年、15歳の時に買った本。
自分がまだ'あちら側'にいる時に読んだからか、内容にシンクロして読めた。
あの時にあちら側にいて、語弊があるかもしれないが、あの事件を距離をとって見られなかったなら、読んで損はない。
ただしこちら側の目線でなく、あちら側に還って、大人というものは遠くにいて、裏山はすぐにでも行ける気持ちで読んでほしい。
自分の中の分類では、児童書に近い。
処分するにあたりこちら側で読み返した感想は、主人公があの境地たりえたのは、「ぼくはそんなふうにいわれたことはない。」からだと感じた。
この物語の白眉は、この一文。 -
石田衣良さんの作品の中では迫力にかける内容。
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最初はつまらないが徐々におもしろくなる
著者プロフィール
石田衣良の作品





