金輪際

  • 文藝春秋 (1999年11月15日発売)
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本 ・本 (280ページ) / ISBN・EAN: 9784163187907

感想・レビュー・書評

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  • 3.88/26
    内容(「MARC」データベースより)
    『地の下には三つの金輪があって、この世を支えているという。その無限の底を金輪際という。世を厭い人を呪う生を送ってきた私の人生に刺のように突き刺さり、今なお己れを狂わせる記憶の数々…。黒い情念の世界を描いた短篇集。』

    『金輪際』
    著者:車谷 長吉(くるまたに ちょうきつ)
    出版社 ‏: ‎文藝春秋
    単行本 ‏: ‎276ページ

  • タイトルを見て、仏教用語だ、と思った。
    全く知らない作家だしなぁ、でも直木賞獲ってるんだと思って、読んでみた。
    暗い。
    なんだか底知れない穴に突き落とされたみたい。
    だけど、嫌いじゃない。
    訳わかんないけど、ページをめくってしまう。
    そして、読み終わるとズーンとするのに、案外面白かったじゃんと思ってしまう不思議な小説。

  • 丑の刻参りしてた。

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著者プロフィール

車谷長吉

一九四五(昭和二〇)年、兵庫県飾磨市(現・姫路市飾磨区)生まれ。作家。慶應義塾大学文学部卒業。七二年、「なんまんだあ絵」でデビュー。以後、私小説を書き継ぐ。九三年、初の単行本『鹽壺の匙』を上梓し、芸術選奨文部大臣新人賞、三島由紀夫賞を受賞。九八年、『赤目四十八瀧心中未遂』で直木賞、二〇〇〇年、「武蔵丸」で川端康成文学賞を受賞。主な作品に『漂流物』(平林たい子文学賞)、『贋世捨人』『女塚』『妖談』などのほか、『車谷長吉全集』(全三巻)がある。二〇一五(平成二七)年、死去。

「2021年 『漂流物・武蔵丸』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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