幽霊指揮者

  • 文藝春秋 (2000年3月24日発売)
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本 ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784163190907

感想・レビュー・書評

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  • 「幽霊指揮者」
    たたりがある曲を。
    妨害を受けても演奏したいと言い切ったのに、いざ、自身が妨害にあうと無理だと言い始めたのには呆れたな。
    母は強しというが、まったくもってその通りだというのが身に染みて分かったな。

    「私の秘密はあなたの秘密」
    機会のみを信じて。
    目の前に居る者の言葉ではなく、発信される信号だけを信じる様になったら信頼関係など簡単に破綻しそうだな。
    最終的に自分で撒いた種が、回収できなかったから起きた結果なのかもしれないな。

    「幽霊放浪記」
    真実を解き明かす。
    これだけ多くの人が知っている噂を元に当時調べようとしなかったのか気になるが、結果的に因果報応だったな。
    見た目では分からないが、実際に相関図を作ってみたら矢印の向きが色んな方向を向きそうだな。

    「仮面の心中」
    本当に亡くなった。
    自身の行動に身に覚えがあったからこそ、余計に威嚇的な態度で死者に対し失礼な事を言えたのかもしれないな。
    お互いに素直に話をしていたら、もしかしたら起きなかった事かもしれないな。

    「影のある男」
    二人の自分が存在。
    同時に出没できなくとも自身が二人居たら色々と便利だろうが、大切な人を試す様なゲームだけはだめだろうに。
    いつかバレた時に、どんな言い訳をするつもりだったのだろうか。

  • おもしろいのと、そうでないのと、いろいろかな。
    原田の不快な行動描写がなかったからかな、おもしろくなくても、普通に読めた。

  • 男やもめの宇野警部と女子大生・夕子の幽霊シリーズ第14弾。
    若くして自殺した作曲家が最後に遺した「呪われた曲」。
    演奏しようとすると、必ず事故が起こるという。今回も演奏家たちが次々と狙われて…。
    華やかな舞台の裏に隠された謎とは?若い恋人の名推理に、今日も警部は頭が上がらない。
    軽妙洒脱な五つのミステリー短篇。
    (アマゾンより引用)

    このシリーズ、一作目が読んでみたい…
    図書館に無いんだよね(´・ω・`)

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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