禿鷹の夜

  • 文藝春秋 (2000年5月10日発売)
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感想 : 10
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本 ・本 (360ページ) / ISBN・EAN: 9784163191706

感想・レビュー・書評

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  •  暴力団と悪徳警察の物語。謎解き的なストーリではないが、悪徳警官のハードボイルド、といった雰囲気。読みやすいし楽しい娯楽小説。

  • シンプルな展開で、面白く読めた。禿富鷹秋…やくざより凶暴な刑事っていうのは、あり得ないが面白い設定ではある。こんなに切れる男なのに、彼女をあっさり殺されてしまうのには違和感があったが。水間と野田がかっこいい!

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    史上最悪の刑事がやってきた。禿富鷹秋―通称禿鷹。警視庁神宮署の放し飼い。信じるものは拳とカネ。南米マフィアも渋谷のヤクザも奴の餌食。警察暗黒小説。

  • 意外と面白い

  • 2001年このミステリーがすごい!第3位。何か不思議な話というか。これがミステリーに入るか?禿鷹は何者なんだ、結局。ほんとに警察官なの?こんな乱暴で残虐な人間が暮らしていけるのか、警察は。だから汚職がなくならないのか。何かストーリーはいまいちだけど、読み始めるととまらないのはやっぱ面白かったんだろうなぁ。2までは借りたけど、まだまだ続きがあるみたいだし。図書館にあるかしら。

  • 一気に読み終わりました。続いて2を読みます。
    スリルあるスピーディーな展開でとってもおもしろいです。

  • 楽しもう、やくざと悪徳刑事、無責任におもしろい

  • 逢坂剛「禿鷹の夜」

    やくざとやさぐれ刑事の顛末。

    さすがハードボイルドは堂に入ってて、なかなかの迫力です。やくざより刑事のほうが凶暴っていうのが面白い。
    ただ、ストーリー的には軽く流してある感じなので、強烈なキャラの刑事を生かしきれてない感じがします。また、やくざが必要以上におとなしすぎてつまらない。刑事の向こうを張るくらいの強烈キャラがひとつほしかった。そうすれば、途中で結末が分かるような流れにはならなかった気がします。

  • 神宮署生活安全特捜隊員・禿富鷹秋、通称「禿鷹」を主人公にした禿鷹シリーズ第1弾。
    警察官が主人公なのに、主人公以外の警察官は誰一人出てこないという、かなり異色の作品。
    己の利のためなら、殺人も厭わない―――
    ここまで悪徳警官だと、気持がいいくらい。
    主要人物を惜しげもなく、殺してしまう潔さは「百舌シリーズ」に負けてない。
    この調子だと、あっという間にシリーズを読みつくしてしまいそう。

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著者プロフィール

逢坂剛
一九四三年、東京生まれ。八〇年「暗殺者グラナダに死す」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。八六年に刊行した『カディスの赤い星』で直木賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞をトリプル受賞。二〇一三年に日本ミステリー文学大賞、一五年には『平蔵狩り』で吉川英治文学賞を受賞。「百舌」シリーズや「長谷川平蔵」シリーズなど著作多数。

「2022年 『最果ての決闘者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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