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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784163192000
みんなの感想まとめ
死にまつわるテーマを扱いながらも、コミカルな要素で救いを見出す物語が描かれています。主人公たちはそれぞれ異なる背景を持つ教師や若者で、彼らの葛藤や成長が心に響きます。特に、担任する生徒の父親を教室に座...
感想・レビュー・書評
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とても面白かった。特にカカシの夏休みがおすすめ。
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30代の小学校男性教師、40代高校男性教師、19歳高校中退の女性が主人公の3話。どれも少しだけ死にまつわる物語だけどコミカル要素ありで救われる。担任する生徒の父親を教室に座らせて授業するシーンは感動した。
※箸にも棒にもかからないのならスプーンですくえばいい。上からつまむ箸や突き刺すフォークではなくスプーンは下からすくえる
※親や教師はお手本なんかじゃない。ただのオトナ。努力や我慢が報われないことを子どもより知っている -
2000年発売なので、今とは時代背景がことなるところがありました。3つの物語はそれぞれ独立していて、主人公を取り巻く環境は異なっています。
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登場人物が身近にいそうで、理解や共感がしやすい。だから人間関係の交わりも納得できて、気持ちを寄せやすく、引き込まれていく。
カカシの夏休みのラストは爽快だった。 -
中編3つ。
「カカシの夏休み」受け持ちの5年生の男子が突然暴れ出すことに困惑する担任コンタ。彼の生まれ育った街は今はダムの底に沈んでいる。
「ライオン先生」ライオンのたてがみのようなヘアスタイルがトレードマークの雄介。登校拒否をし始めた生徒を切り捨てることが出来ずに日々心を砕いていた。
「未来」自殺をした同級生の最後の電話の相手だったみゆき。その家族に次なる悲劇が起こった。
どれも深く考えさせられる話。
表題作、コンタと息子翔太の活躍でカズが元気になり、父親との関係が良くなりそうな終わり方にホッとしました。
「ライオン先生」はちょっと複雑。トイレで落とした時にはどうなることかとドキドキと気を揉みました。
「未来」、姉弟の2人が赤堀くんのお通夜に行くシーンにグッときた。その後の弟の様子に、いい子だなとひと安心。
少し昔の話だが、あまり古さを感じなかったです。
携帯やスマホがないことだけは、あったら違ったかもを考えさせられました。 -
「カカシの夏休み」
幸せに暮らしているのでしょうか?
なーんて、過去の彼女に
そんな言葉、云えねー。
ホントに、幸せって何?
オトナは子どもの延長ってこと、かな。
歳を重ねて、何か学び取っていく。
それが多いか少ないかで、
ひとは差異がでてくるのかな。
一見、オトナも学び中!
「ライオン先生」
過去の栄光を引きずっても
ホントに変わってないなら、別にいいんだけど。
不幸な偶然が幸せを呼ぶときだってあるかもね。
「未来」
やはり、亡くなった同級生は
今のこの空気を知らない。
もったいねぇー!
足掻いてやっていこー! -
テンポがちょっと・・・
だけど、納得できるよ
いい話でした -
意外と面白かったよ。
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私がしあわせか?と聞かれたら、しあわせと答える。
元気か?と聞かれたら、なんとか元気だよと答える。
それでも、心の中に引っかかるものがある。
漠然とした不安であったり、家庭や仕事のこと、みんな口にしないだけで、それぞれにきっとあるのだ。たぶん。
この本に出てくる人はその引っかかりとの対峙をしているんだな、読んで思った。
なので、読んでて精神的に負担度はあるのだけど、救いを見出せるお話なので、自分自身振り返り、読んだあとには気持ちが軽くなりました。 -
『カカシの夏休み』、『ライオン先生』、『未来』の3編収録。
どれも人の死と関係ある話。
『カカシの夏休み』は、中学時代の同級生が37歳で亡くなる。22年ぶりに再会する友人。長い間会っていなくてもいろんなことがあった中学時代の友人となら時間は飛び越えられるものなのかも。
『ライオン先生』、高校の教え子と結婚。22歳で奥さんを亡くし、娘と二人暮らしになる父親の話。ライオンのタテガミのようなカツラを身につけ若いころと変わらない自分をアピールしながら教師を続ける父を見るってどんな感じ。
最終的には、素の自分を出せた父親がカッコイイ。
『未来』、同級生の自殺。それだけでもショックなのに自分と関わりがあるとなると余計キツイな。
弟も似たような目にあってしまうのが心苦しい。
死んだら終わり、しぶとく生きてこそではないのか。 -
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重松清『カカシの夏休み』読了。3つの中編が収められた1冊。個人的には2編目の「ライオン先生」が好き。生徒とまっすぐに向き合っていた時のシンボルマークだったライオンのたてがみのような髪型。それが今はカツラになり、うまくかみ合わない熱意。カツラを取ったとき、果たして心はライオンか?
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のすたるじい
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物語三作が収録された、心の底にある『想い』を引っ張りあげられてしまう本。
苦く…苦しい。なのに、重松作品に魅せられてしまう。
重松清の本はこれで10作目。
ここまで読んで気付いたことは、ある程度人生の荒波に揉まれて生きている者でしか…重松作品の良さに気付かないということ。
つまり歳を重ねれば重ねるほど、重松作品の良さに惹かれるのではないのだろうか。
それだけ自分自身の人生経験も良くも悪くも豊富になる。
その『良くも悪くも』が、物語の断片を深く読み知る手立てとなる。
この本には表題作の『カカシの夏休み』『ライオン先生』『未来』の三作が収録されている。
三作全てハズレは無かった。どの作品も良い。
心がキューッと詰まる息苦しさ。
自分自身が生きているなぁ…と実感する物語の内容。
私は最後の『未来』が…何とも言えない空虚感を漂った。被害者と加害者…。
一瞬、重松清『十字架』を思い浮かべたが、どちらの作品も良い。
みんな…登場人物達が懸命に生きている。
重松清は登場人物達を、等身大の姿のままで輝かせる。その輝きは、美しい輝きではない。
夜のネオンのような、現代を生きる者達の生命の輝き。それに似ている。 -
重松さんの小説読むと胸がキリキリする。ラストはきちんと救いがあるんだけど、人間の弱いとこを容赦なくこれでもかと見せつけてくるんだよね…。でも、一冊通しで読んで考えることが増えたので読み返してメモっておこう
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「カカシの夏休み」「ライオン先生」「未来」の三編がおさめられている重松さんの作品。
すべて心に響くものがあったけど、「ライオン先生」は今の自分の気持ちと重なる部分があって、元気がもらえた。 -
中学時代の仲間の死、リストラにあい子どもとの接触がうまくできない父親。
人生の折り返し点みたいな37歳。自分を振り返っても子ども達とソフトボールで汗を流し、会社を辞めて自分で仕事を初めすべてに一生懸命だった。
重松清の本にはこの年代の本が多いがそんなこともあったよな~と懐かしく思う。 -
どれも、「???、これで終わり?」というかんじだった
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家族、いじめ、自殺など、重松節炸裂。
ドラマは見てなかったけど、竹中直人のライオン先生は大ハマりだと思う。 -
「たとえ成績が上がらなくても、ぼくらの授業で嫌いだった科目が好きになってくれれば、それが本当に、一嬉しいんです。勉強もそうだし、学校をね、学校という場所を好きになってほしいんですよ。せめてオトナになってからでもいい、学校が、好きだった場所の一つになってほしいんです。帰りたい場所であってほしいんです。」
(「ライオン先生」より) -
出版社/著者からの内容紹介
キレる子供、疲れている教師。安らぎを、拠り所をどこに見出せばいいのか。注目の山本周五郎賞作家が鋭く描く現代版"家族の肖像"
内容(「BOOK」データベースより)
帰りたい、でもどこへ?僕たちの人生も半ばを過ぎた―。古郷を出て20年あまり。旧友の死が、4人を再会させた。彼らの帰る場所はどこなのか?渾身250枚の書き下ろしを含む力作中篇集。
・カカシの夏休み
・ライオン先生
・未来
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