依頼人は死んだ

  • 文藝春秋 (2000年5月24日発売)
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本 ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784163192307

感想・レビュー・書評

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  • 面白かったです。え‼︎どういうこと?という風にモヤモヤする結末の話もありましたが。人って怖いよな、が全話共通の感想です。

    2話目を読んでる途中でこの本、前観たドラマに雰囲気が似てるけど何だったかなと思ってたら気付きました。MIU404に似てると。(この葉村晶シリーズはシシド・カフカさん主演でNHKでドラマ化されてたんですね。後で知りました。)一回MIU に似てると思ってしまうと、各話のラスト3ページぐらいから米津玄師さんの感電が頭の中で流れるようになってしまいました。

    シリーズで何冊かあるみたいなので他のも読みたいです。

    • 111108さん
      メイさん こんばんは
      なんとこのシリーズ、MIU404に似てたんですか!見逃したドラマだったので残念です(´-`)
      シシド・カフカさんの葉村...
      メイさん こんばんは
      なんとこのシリーズ、MIU404に似てたんですか!見逃したドラマだったので残念です(´-`)
      シシド・カフカさんの葉村晶は観ました。すごくはまってましたよ♪
      2021/12/01
    • メイさん
      こんばんは。はじめまして。
      何となく似てると思っただけなので、たぶん私だけそう思ってると思います。(^_^;)シシド・カフカさんのドラマ再放...
      こんばんは。はじめまして。
      何となく似てると思っただけなので、たぶん私だけそう思ってると思います。(^_^;)シシド・カフカさんのドラマ再放送されたら是非観たいです。

      111108さんのレビューを参考にさせて貰ってます。ありがとうございます。
      2021/12/01
    • 111108さん
      メイさん お返事ありがとうございます!

      全然関係なくても、その本読んだり考えると脳内で勝手に流れる音楽とかありますよね⁈
      私もメイさんのレ...
      メイさん お返事ありがとうございます!

      全然関係なくても、その本読んだり考えると脳内で勝手に流れる音楽とかありますよね⁈
      私もメイさんのレビュー楽しみにしてます♪
      2021/12/02
  • 葉村晶シリーズ第三作。
    前作同様、ミステリーとホラーとブラックが混合したような作品。
    晶の容赦しない調査でも分からないことがある。
    そこがモヤモヤするような、これで良いような。
    依頼人から見ればたかが女探偵、しかも探偵としての経歴は長くない彼女を舐めてかかったら最後、痛い目に遭ってしまう。
    「女探偵の夏休み」など、晶はなにもしていないのに解決するという面白い趣向。
    だがやり過ぎて時に危ない目に遭うのは気を付けて。

  • これは好みが分かれそう。
    気持ちが乗り切らぬまま終わってしまった。

    辛辣さと言うかブラックさと言うか、文体そのものは割と好みなのだけれど、ちょっと欲求不満が残りました。

    何だか悔しいので続編も読んでみよう。

  • 「プレゼント」から時は進み、ある人物の自殺が物語の根底を流れる連作ミステリー。それが分かるのは最終話だけれど、人間の醜さやいやらしさが余すところなく描かれている。それは嫌悪感ではなく、自分の中にもある嫌な一面を垣間見る一端であったりする。深い。

  • 葉村シリーズ第2弾連作短編集。ブラックな毒のある終わり方が妙にクセになる。何事にも動じないで達観して受け入れる葉村晶が心を震わせたアヴェ・マリアの作品が印象的でした。最後の作品は、なんとも不思議で第3弾へ繋がっていくのかな。

  • 葉村シリーズの第2巻ですが、視点は葉村に固定され、この巻からがシリーズ開始と言った印象です

    ダークで救いのない話が続き、ちょっとしんどいですね
    「依頼人は死んだ」は割と王道、「女探偵の夏休み」は相方が活躍し時系列に惑わされます

    ラストの書き下ろしは、エピソードをつなぐものですが、何も解き明かされず、今後を期待させられます
    はたして、今後明らかになるのだろうか?

  • 葉村晶シリーズ第二弾の連作短編集。
    不可解な死の真相を調べてゆくとブラックな真相に辿り着くという話が多いが、主人公のキャラのおかげで後味はそれほど悪くない。
    今回は謎の男のせいでちょっとホラーでオカルトな感じだが、これは次の話には持ち越さないのかな。

  • 短編集。まだ読み途中なんだけど、割と読後感悪くて、あまり一気にいくつも読むと心を病みそうと言うか…。ちょっとほかの本も読みながらにしようかと。
    読み終わったけど、やはり後味の悪いものがある。でも続編も読みますよ!

  • フリーの調査員となった葉村晶シリーズ第2弾の短編連作集。

    ・濃紺の悪魔
    ・詩人の死
    ・たぶん、暑かったから
    ・鉄格子の女
    ・アヴェ・マリア
    ・依頼人は死んだ
    ・女探偵の夏休み
    ・わたしの調査に手加減はない
    ・都合のいい地獄

    「さよならの手口」からはハードボイルドミステリー、「プレゼント」からは巻き込まれミステリーと思いましたが、本作は全く指向が違います。
    結構チャレンジングなホラー調ミステリーで、何度も読み返さないと意味が分からない落ちが多く、時には意味不明な落ちもあり、すっきりしないところが面白かったです。

  • 探偵葉村が活躍する短編集

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著者プロフィール

東京都生まれ。立教大学文学部史学科卒。1991年、『ぼくのミステリな日常』でデビュー。2013年、「暗い越流」で第66回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。その他の著書に『心のなかの冷たい何か』『ヴィラ・マグノリアの殺人』『みんなのふこう 葉崎は今夜も眠れない』などがある。コージーミステリーの第一人者として、その作品は高く評価されている。上質な作品を創出する作家だけに、いままで作品は少ないが、受賞以降、もっと執筆を増やすと宣言。若竹作品の魅力にはまった読者の期待に応えられる実力派作家。今後ブレイクを期待出来るミステリ作家のひとり。

「2014年 『製造迷夢 〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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