みんな家族

  • 文藝春秋 (2000年6月23日発売)
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感想 : 4
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  • 本 ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163193007

感想・レビュー・書評

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  • 清水義範さんにしては、いまいちのれなかった。自身の家族や祖父祖母についての自叙伝みたいなものであれば納得できるのだけれど。それでもどうかなぁ。

  • 祖母が大ハマリしていた父所有の本。
    現在読んでる途中にてレビューはもう少し後で。
    タダ、忘れないうちにメモしておくと、祖母が「私の人生を描いてるのかと思った……!」といってたからかなり上手く時代を移せてる作品なのではないかと思って読んでます。

  • <table style=\"width:75%;border:0;\" border=\"0\"><tr><td style=\"border:none;\" valign=\"top\" align=\"center\"><a href=\"http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/416755108X/yorimichikan-22/ref=nosim/\" target=\"_blank\"><img src=\"http://ecx.images-amazon.com/images/I/615PHTQC8NL._SL160_.jpg\" alt=\"みんな家族 (文春文庫)\" border=\"0\"></a></td><td style=\"padding:0 0.4em;border:0;\" valign=\"top\"><a href=\"http://blog.fc2.com/goods/416755108X/yorimichikan-22\" target=\"_blank\">みんな家族 (文春文庫)</a><br />(2004/08)<br />清水 義範<br /><br /><a href=\"http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/416755108X/yorimichikan-22/ref=nosim/\" target=\"_blank\">商品詳細を見る</a></td></tr></table>
    <blockquote><p><strong>激動の昭和を「普通の人々」は、こんなにも逞しく生きてきた。二・二六事件の迫る冬、少女は花占いに夢をはせ、優しかったあの子は南方の戦いで死に、焼け野原に立って一儲け企む奴もいた。懐かしい路地裏の匂い漂う清水版昭和史。</strong></p></blockquote>
    百瀬家と豊川家の歴史として書かれているのだが、そのまま昭和史と言っても差し支えないと思う。時代の変化に翻弄されながら生き抜いていく様は、まさに歴史を目の当たりにしているようで、読み応えがある。
    そして、「やっとかめシリーズ」の波川まつ尾婆ちゃんのことや、「新築物語--または、泥江龍彦はいかにして借地に家を建て替えたか--」の背景などがよくわかって、とても興味深い。
    本作は小説であって、著者の自分史ではない(ことになっていると思う)ので、脚色されていることもあろうかとは思うが、それでも、いまここに在る著者の来し方を覗き見ることができたようで嬉しくもある。

  • 読み始めは大好きな
    清水義範だけどつまらん・・・って
    思ってたけれど、
    だんだん面白くなって
    ワーっと読んだ。

    清水義範流の昭和史。

    やはり、戦争があるので
    途中は悲しい場面もあるんだけれど、
    面白かった。
    恥ずかしい話だけれど、
    風船爆弾ってのがあったことを
    初めて知って驚いた(笑)

    登場人物はたくさんいるんだけれど、
    その中に清水義範自身がモデルな人がいて
    ぷっと笑ってしまった。

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著者プロフィール

1947年愛知県生まれ。愛知教育大学教育学部国語学科卒業。1981年『昭和御前試合』でデビュー。1986年『蕎麦ときしめん』が話題となり、独自のパスティーシュ文学を確立する。1988年『国語入試問題必勝法』で第9回吉川英治文学新人賞を受賞。2009年、名古屋文化の神髄紹介とユーモアあふれる作風により第62回中日文化賞受賞。『永遠のジャック&ベティ』『金鯱の夢』『虚構市立不条理中学校』『朦朧戦記』等著書多数。また西原理恵子との共著として『おもしろくても理科』『どうころんでも社会科』『いやでも楽しめる算数』『はじめてわかる国語』などがある。

「2021年 『MONEY 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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