- Amazon.co.jp ・本 (494ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163195001
感想・レビュー・書評
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この本は、事務所のビブリオバトルで用いました。
とても読みづらい小説なんですよねーー。
1)長い(単行本では二段組み479p)
2)暗い
3)文体がこてこて
4)語り手の語り方がぐだぐだしている
5)法律関係の話がけっこう入ってくる
6)感情移入しやすい登場人物がいない(これはわざとだろうな、たぶん)
7)複数のおじさんの心理状態及び生態が背景シーンとして流れるので、おじさん以外には、かったるいと思う(まあ、おじさん小説というべかも、)
8)主人公(男)の無茶苦茶ぶり・嘘つきぶりに悪い意味で心揺さぶられる(不愉快のあまり殺意が・・・)
9)けっこう下品
一度本を手にされましたら、どうか上記のハードルを飛び越えてくぐり抜けて堪え忍んで、最後の一行まで到達されんことを。
ちなみに、主人公(男)については、私は現世では知り合いになりたいとは全く思えないけども、自分が次も男性に生まれる(生まれ変わる)ならば、こうなりたいと本気で思っています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
二段組み、ハードカバー、ページ数、そして取っ掛かりにくい最初の数章といい、端からハードル高すぎ。しかしこんな世界文学全集みたいな見た目の難しげな本をアメリカ人が皆好き好んで読んでいるのかと思うと、アメリカ人なめてたな、とちょっと反省。ピザ食ってテレビ見てるだけかと思ってたのに。
それはさておき、裁判官や判事に賄賂を渡して判決をコントロールするってのは、そりゃうまくいけば万能チートなんだけど、それがものスゲー自体が起きた!みたいな話ではなく、普通の事件?みたいに扱われてるのは、アメリカじゃこういう事が起きても別におかしくないっていう前提があるだろうわけで、まぁ最終的には訴訟多すぎ、弁護士多すぎ、というありきたりな結論になってしまうんだけども。
まぁ最後は盛り上がるから、頑張って最後まで読んだかいはあったか。 -
駄作だった。