天の刻

小池真理子

• 文藝春秋 (2001年1月5日発売)

感想・レビュー・書評

[dojiyasuさんの感想 · 2013年6月22日]

13/05/10　中年女性の揺れ動く心を描く。

[ももさんの感想 · 2009年10月22日]

内容紹介
いつ死んでもいい…。四十代も終わりにさしかかろうとする女たちが、思いがけず、恋愛の極みへと誘われていく。古い日本家屋やたるんだ初老男の肉体、果汁したたる枇杷の爛熟した匂いに導かれた官能の一瞬に、彼女たちは何を見ているのか。エロスとタナトスが、絶妙の筆致で融合された極上の恋愛作品集。

[しのぶさんの感想 · 2009年4月6日]

主人公は皆40代ぐらいの女性。幸せな結末には至らなそう
な恋愛をしている人ばかり。たいて不倫である。それから、
たいていの人が別に死んでも構わないと思っている。
この倦怠感はどうだろう。
大人の恋愛ってこういうものなのかもしれないけれど。
ちょっとやりきれない感が漂う…

著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」