姫椿

  • 文藝春秋 (2001年1月31日発売)
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感想 : 30
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  • 本 ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163198309

感想・レビュー・書評

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  • 桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/435853

  • ▶︎購入2016/05/17
    ▶︎2016/05/24-05/26
    不幸の話を餌として5000年生きていた"シェ"との別れは、辛く悲しく生きることの非情さが伝わってくる。温もりとともに。動物を飼っている人なら涙を隠せない。▶︎「オリンポスの聖女」オーストラリア人はアメリカ人が嫌いだという。イギリスの700人の流刑者からオーストラリアは始まった。帰宅もないのに連れてこられた。アメリカは自分から進んで海を渡った開拓民が興した。

  • ペットに死なれた独身OL、不況で自殺を考える経営者、再に先立たれた大学教師…凍てついた心を抱える人々に、救いの手はさしのべられるのか。
    (アマゾンより引用)

    何か…ビミョーに面白くなかった(´・ω・`)
    短編集です。
    中には面白い話もあったけど、全体的にはビミョー

  • 大人のファンタジー「シエ」。
    シエの言葉に、硬くなった心が溶けていくような、泣きたくなるような。
    じんわり暖かな温度を感じる短編集。

  • 「マダムの咽仏」が面白かったなぁ。オカマという設定の面白さも元々あるし。
    でもオカマになった経緯があまりよく理解出来なかった。
    戦争を経験していないからかな?私も心はオカマなのかな、彼らからすれば。

    「トラブル・メーカー」の最後は、仙田に家庭を乗っ取られた…ということ?
    もしそうなら、それまでの経緯がとても気になる。

  • 短編だった…
    それはそれで面白いけどね〜

  • ある時父がプレゼントしてくれました。思いの外、胸を激しく揺さぶられた。

  • 短編集です。
    私は「永遠の縁」が好きでした。うっかり泣きました。
    でも話として印象に残ったのは「マダムの喉仏」ですかね。
    本当の自分を隠して何十年も生きられるものなのか。
    いや、何よりオカマ(ゲイ、というよりはオカマ)の登場人物たちがやけに印象深いです。通夜に寺まで二丁目のあらゆる店の面々が駆けつけたらと思うと、忘れられません。
    マダムは…頭の中のビジュアルは美輪さんでしたが。

  • 最初の話「xie シエ」にやられた。上海のホテルのベッドで読んだ。心を打つ名作。

  • このひとは嫌いじゃないけれど、手を伸ばせない、そんな作家だ。
    読み終わった後、否応なくもの凄く大きなものを背負わされるからかもしれない。
    その突きつけられるものの大きさや重さに、無理矢理勢いよく飲み干すよりも、じっと抱え込んでいたくなる。とにかく疲弊しきってしまって。
    特に表面的な主題が普遍的な苦しみとか悲しみとか喜びとか、そういうものではなくて、読み進めていくうちに不意に、がつんと殴りつけられるから。

    特に「シエ」。あんなに短い物語のなかにどうして、あんなに深い悲しみや痛みや幸福を沈められるのだろう。

    またしばらく、浅田次郎は読めない、多分。

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著者プロフィール

1951年東京生まれ。1995年『地下鉄に乗って』で「吉川英治文学新人賞」、97年『鉄道員』で「直木賞」を受賞。2000年『壬生義士伝』で「柴田錬三郎賞」、06年『お腹召しませ』で「中央公論文芸賞」「司馬遼太郎賞」、08年『中原の虹』で「吉川英治文学賞」、10年『終わらざる夏』で「毎日出版文化賞」を受賞する。16年『帰郷』で「大佛次郎賞」、19年「菊池寛賞」を受賞。15年「紫綬褒章」を受章する。その他、「蒼穹の昴」シリーズと人気作を発表する。

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