口笛吹いて

  • 文藝春秋
3.35
  • (7)
  • (15)
  • (56)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 143
感想 : 16
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163200002

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 素直に、心に響く一冊。

  • 家族愛を描いた短編集。
    登場する人達がみんなやさしい。

    こんなにやさしい人々がいっぱいの世の中ならいいのに。

  • 野球が好きなせいかついつい引き込まれて読み終わった。確かに子供の頃のスタ-が大人になってもすごい人なっていることは少ないだろう。 ただこの短編集の30代から50代は子育てにも会社でも一番大変なときだけどまた一番充実していたように思える。

  • 口笛吹いて・・・
    人生はいつどんな時に変わるかわからない。
    人生の絶頂から奈落の底に突き落とされたり、
    逆に人生バラ色になったり、
    受験勉強そっちのけで読んでしまいました。
    「人は変わってほしいところは変わらないで
    変わってほしくなところは変わってしまう」
    こんな感じの一節が心に焼き付いています。
    人生にゆきずまった時にぜひ読んでみてほしい一冊です。

  • 心がふさいだ時に読むには最高の一冊

  • 全部がグッドエンドではなかったものの、総じて読了後には奇妙な清々しさを感じる。
    重松氏はこういった生きた人々の日常を描くことが本当に上手いと感心させられる。ひょっとしたら地元にこういう生活を送っている人がいるのかもなぁ、なんて思ってしまうような人々の生活の一角。それを読むことは他人の生活を覗き見しているような、その人の気分を味わえるような、小説ならではの特性をさらに際立たせているように感じた。

               ・           ・           ・

    5篇が収録されているのですが、どれもオススメです。
    自分の人生と照らし合わせて、共感できる点や理解できない点に考えを巡らせて。そうしている内に自分も一つの物語の主人公なんだなと感じました。
    これから先に何が待っているかわからないのも、作中の主人公達と同じ。この作品には、何か生きることを後押ししてくれる力があるように思えました。

  • いろいろな人が過去を振り返ってる話。
    人生ゲームのが良かった。
    思えばゲームですら億万長者になったことなかったなぁ・・

  • 短編5作品。
    どれも少し哀愁漂うお話でした。
    いろいろあるから人生です。

  • 夫に勧められて読みました。 『春が来れば』だったかな、そんなタイトルのお話がリアルに感じました。

  • 重松清を読みすぎか、40代後半リストラ寸前サラリーマンの感覚が脳にこびりついてしまった。

全16件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

重松清
1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木三十五賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『流星ワゴン』『疾走』『その日のまえに』『カシオペアの丘で』『とんび』『ステップ』『きみ去りしのち』『峠うどん物語』など多数。

「2023年 『カモナマイハウス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

重松清の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×