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本 ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784163200903
感想・レビュー・書評
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喫煙者としてそんなに考えて吸ってない。たばこは時間を微分する、というのは面白い考えだった。たばこでこんなに書き上げるのはすごい。スケールは壮大だった。長かったけど。
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2013/02/25
復路 -
1/3迄読んでリタイア_| ̄|○
タバコ植物の事が多く繰り返されるので、ウンザリしてしまった(>_<)
実際のストーリー展開が遅い感じ。 -
深いなぁ。タバコを巡る、歴史、文化、そして争い。ストーリーは荒唐無稽ともいわれそうだが、きっちりした取材と、現実と、虚構をうまく折り込んで説得力を増している。後段「依存(アディクション)」にかかる示唆や、喫煙者vs禁煙者の構造変化など、時代を先取り。2001年の出版ですでに10年経っていますが、ここのところの禁煙運動、さらに10年後社会の中でタバコがどう扱われているか、気になるところです。ちなみに私は吸いません。
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『リスクテイカー』の投資ファンドや『夏のロケット』のロケット、『The S.O.U.P.』のハッキング、そして今作のタバコと川端さんの作品の題材は決して万人受けするものではないけれど、誰もが潜在的に興味の持っていそうもので個人的に好き。ただその潜在的興味を完全に表面に浮かび上がらせるほどではないのが惜しい。
川端さんの作品でタバコが題材ってだけで面白いかなあと思って借りてみたけど、中盤に入ったあたりから中だるみしてしまってどうにも最後まで読むことができませんでした。 -
2002年9月〜12月読了
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前半は嫌煙を強調。無煙化タバコを軸にびゅんびゅん話が進む。途中から物語の主体が煙につつまれ、後半は何がなんだかわかんなくなってしまった。主人公が誰か曖昧になり、ずぶずぶと物語どころか文章に幻惑された。キャラクターが書割りみたいで、いまひとつ感情移入できず。
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●なんだろう、大名作になり損ねた秀作? のっけから失敬ですが、そんな印象を残した作品なのでした。
●無煙シガレット=“ハチェット”の開発に自分のキャリアを賭けるメイ・キイレは、売り出しのためにアメリカの大手タバコメーカー・アズテック社に赴いた。
彼女に、会社のトップにしてタバコ界の大立者であるデューク・ニコは条件を出す。
その一つは、無煙シガレットに関わる特許を持つ男を捜し出すと言うもの。
かくて彼女は、カルロスと言う緑の眼を持つ神秘的な若者と共に、特許保持者=ロクサノ・テンマを捜すことになり、同時に“白い水鳥”としてタバコの祖神を探求する旅へと踏み出すことになった・・・・・・。
●・・・こう書くと、たいへん大上段かつ立派な幻想ファンタジーなのに、なんだか物足りない感が否めないのであった。
なんでだ。
自分が物語の終盤でやたらとカタストロフを迎える小説に慣れすぎただけなのか。
パットが人格転換する様&その後は、もっと詳述して欲しかったんですがねえ。残念なことでした。
著者プロフィール
川端裕人の作品





