ヒートアイランド ヒートアイランド

  • 文藝春秋 (2001年7月10日発売)
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本 ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784163201900

感想・レビュー・書評

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  • 最初は少し重い感じがしたけど読んでいるうちに引き込まれてしまいました。
    もう少しシンプルが良かったですね。
    IWGPシリーズを思い出しました。

  • 小説版「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」。面白い!

  • 平成の渋谷、ヤクザにカラーギャングがうろうく世界観はどこか懐かしく読めた。悪党たちによる駆け引きのハードボイルド小説だが、物語がごちゃっとしており全体像がうまく読み取れなかった。

  • 渋谷でファイトパーティーを開き、トップにのし上がったストリートギャング雅。
    頭のアキとカオルは、仲間が持ち帰った大金を見て驚愕する。
    それはヤクザが経営する非合法カジノから、裏金強奪のプロフェッショナルの男たちが強奪した金だった。
    少年たちと強奪犯との息詰まる攻防を描いた傑作ミステリー。

  •  この著者はキャラクター作りが本当に上手だ。先日読んだワイルドソウルもそうだが、本作も魅力的なキャラクターで溢れている。
     主人公のアキはもちろんのこと、強盗団の桃井と柿沢がなんともカッコいい。
     と思っていたら、その2人とアキを主役とした続編が出ているんですね。
     っていうか、かなり昔にそうとは知らずに2作目の『ギャングスター・レッスン』を読んでしまっていました。もう一度読まなければ・・・^_^;

  • ワイルド・ソウルのようなスケール感は無かった。
    女も出てこないし・・・
    それと、主人公が若すぎて感情移入できなかった。

  • 渋谷のストリートギャングを束ねるアキとカオル。
    仲間が手に入れてしまった大金を巡って、プロの強盗団と地元のヤクザと渡り合うことになった。

    何故手に取ったのかと、正直悩んでしまうくらい、好きではないタイプのストーリでした。
    途中、登場人物が増えるにつれて、離脱しようかとも思いましたが、最後まで読んで良かった。
    後半の怒涛の展開、面白かったです。

    その後のストーリーもある様子。
    もしかしたら、いつか読んでしまうかも?!

  • 強盗がヤクザから奪ったお金をヤンキーが奪ってヤクザと強盗が取り返そうと苦心惨憺する話。
    長いけど、話の展開が早くておもしろい。

  • 私はこの作品で垣根さんのファンになりました。
    ただの暴力描写ではなく、ファッション感覚も共感でき一気に読破!

    登場人物ではカオルが好き。

  • 久し振りに、読んでいてどきどきした。先が早く知りたいような、知りたくないような、もどかしく急いた気分。

    巧妙な罠。息詰まる駆け引き。圧倒的な順列を覆し、自らの居場所を守ろうとするアキとカオルの少年ゆえの無鉄砲さと、少年を逸脱した狡猾さ。
    少年の成長物語は個人的にあまり好きではないので結末のアキの決断には失速したけれど、それすら飲み込めるほど、魅力的な作品だと思う。

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著者プロフィール

1966年長崎県生まれ。筑波大学卒業。2000年『午前三時のルースター』でサントリーミステリー大賞と読者賞をダブル受賞。04年『ワイルド・ソウル』で、大藪春彦賞、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞の史上初となる3冠受賞。その後も05年『君たちに明日はない』で山本周五郎賞、16年『室町無頼』で「本屋が選ぶ時代小説大賞」を受賞。その他の著書に『ヒート アイランド』『ギャングスター・レッスン』『サウダージ』『クレイジーヘヴン』『ゆりかごで眠れ』『真夏の島に咲く花は』『光秀の定理』などがある。

「2020年 『信長の原理 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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