劇盗二代目日本左衛門 八州廻り桑山十兵衛

  • 文藝春秋 (2001年9月25日発売)
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感想 : 4
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  • 本 ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163203508

感想・レビュー・書評

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  • 好き勝手にやっているようで、宮仕えは辛いよね。

  • 後半盛り上がりました。

  • 八州廻り桑山十兵衛シリーズ3弾。この巻は解決しない事件を追いかける十兵衛の苦悩ととばっちりが描かれる。昔の大盗賊日本左衛門の二代目らしき盗賊団が関東各地を荒らしまわる。十兵衛たちは必死で一味を追跡するも行方はわからず…。探索で浮んできた、虚無僧の影、そして老中と繋がる儒者・杉崎斂堂。一連の事件の真相とは?。序盤で廻り仲間が長逗留する栃木宿にそれを探るため身分を隠し目利きの馬喰として木賃宿に潜り込んだ十兵衛が、掘り出し物の連銭葦毛を買う羽目になりそれが後に盗まれた馬だと言いがかりをつけられるとばっちり受ける羽目になるのだが…その真相は?解決の過程が面白い。

  • 「八州廻り桑山十兵衛」第3冊〜馬に乗ることが許されない身分ながら,旗本の兄の馬と言うことにしにて,28両で手に入れ,30人の盗賊団を追うが,小牧原の盗まれた馬だと言いがかりを付けられ,老中の馬とされてしまった。盗賊団を追う内に,6尺の背を持つ虚無僧が首領であると推理する。虚無僧は老中・水野,世田谷の学者の家にも出入りしている〜幕政を牛耳りたい学者に共鳴した浪人者が綿密な計画で押し込みを働く。家の事を構っている暇はないっと

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著者プロフィール

佐藤 雅美(さとう・まさよし)
1941年兵庫県生まれ。早稲田大学法学部卒。デビュー作『大君の通貨』で第四回新田次郎文学賞を受賞。1994年『恵比寿屋喜兵衛手控え』で第110回直木賞を受賞する。著作に『御奉行の頭の火照り 物書同心居眠り紋蔵』『頼みある仲の酒宴かな 縮尻鏡三郎』『関所破り定次郎目籠のお練り 八州廻り桑山十兵衛』『知の巨人 荻生徂徠伝』などがある。2019年7月逝去。

「2021年 『恵比寿屋喜兵衛手控え 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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