鬼のすべて

  • 文藝春秋 (2001年9月21日発売)
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本 ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784163203904

感想・レビュー・書評

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  • 装丁 / 鶴 丈二

  • モラハラ・セクハラ警官は失職する。という、大きなカタルシスがあってもよかったかもしれません。
    その他色々、内容について言いたいことがあるけども、ここではちょっと言えません。

  • 鬼の解釈は面白い!へぇ〜と素直に感心させられました。ミステリは…うん、なんとなく最初に犯人の予測はついたかな。

  • 怖かったけど、結構好きだったなあ。
    死体が無惨な殺され方をしてるから、想像するとすっごい気持ち悪かったんだけどー。
    またもやみくの推理は間違ってたー。
    すっごい悔しいよ。
    なんか最近はずれることが多いし。
    でも、当たってたときよりはずれてたときの方が意外性があっておもしろいんだけどね 笑
    この本は鯨統一郎さんの作品っぽくて、ちょっと嬉しかった気持ちもある 苦笑

  • 相変わらずの鯨氏流の解釈が新鮮です。解釈とはいっても薀蓄がぎっしり、というわけではないのでスラスラと読めます。

    “鬼”といえば“怖くて恐ろしくて忌み嫌われるもの”というイメージしかなかったので、この解釈には驚きましたが、納得出来るところも多くて肯けました。本当にそうだとしたら、とても悲しいんですけれど…。小説(本)という媒体の位置付けも面白かったです。あぁ、なるほど、と。

    しかし、ハルアキの本名とその漢字にはビックリでした。何でカタカナなんだろうと、ずっと気になっていたので。ところでこの渡辺刑事と一応(?)相棒の植田刑事って「庖丁人 轟桃太郎」や「ふたりのシンデレラ」に出て来た、あの二人の刑事ですよね?色んな繋がりがあって面白いなぁ。

  • 死体を鬼に見立てた連続殺人の犯人を、友人を殺された刑事みさとと元敏腕刑事のハルアキが追い詰める、といった感じの話です。この人の話ってイマイチ主人公に共感が持てないのはなぜだろう? 主人公のみさともなんだかすぐ感情的になるし、ハルアキがちょっと小奇麗にしたくらいですぐ信用するし。実際、現実はそんなもんなんだろうけどさ。私的にはもう少し夢みたいかなーみたいな。

    あと、なんだかとっても怪しい人が所々に配置されてるんですが、なんだか役に立ってるんだか立ってないんだか。一番怪しくなさそうな人が犯人っていうある意味セオリーどうりというか。 とりあえず、非常にすらすらと読めて読みやすかったし、犯人の追及意外に、「鬼」とは一体何かと言う事も追求しているので、面白いは面白かったです。

  • 「鬼」の解釈、やっぱり見事です。

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著者プロフィール

鯨統一郎
一九九八年、『邪馬台国はどこですか?』でデビュー。大胆な歴史解釈から、日本の常識を覆す独自の作品が話題を呼ぶ。以来、歴史だけではなく幅広い題材を用いて、次々と推理小説を発表している。著書に「喫茶〈ひとつぶの涙〉事件簿」シリーズ、「ハウスワーク代行・亜美の日記」シリーズ、「女子大生桜川東子の推理」シリーズ、「歴女美人探偵アルキメデス」シリーズ、『タイムメール』『女子大生つぐみと古事記の謎』『作家で十年いきのびる方法』など多数。

「2022年 『カルトからの大脱出』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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