エンプティー・チェア

  • 文藝春秋 (2001年10月9日発売)
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本 ・本 (480ページ) / ISBN・EAN: 9784163204000

感想・レビュー・書評

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  • 「エンプティー・チェア」(ジェフリー・ディーヴァー : 池田真紀子 訳)を読んだ。

    シリーズ三作目。

    んー、今回は最後の最後まで目が離せない際どい展開だな。
    落とし所が見極められなかった。

    グイグイ攻めてくるからつい夢中になってしまうのだよ。

    あー面白かった。

  • 本作の舞台は大都会ニューヨークから地方色濃厚(昭和?の臭い漂うよう)なノースカロライナへ。

    ーーーこの町には何匹もスズメバチが隠れている。

    三作目は題名に「〜する人」が付いていないので犯人像がはっきりせず。
    それもそのはず、いったい誰が犯人で敵で味方で信用できるのか警戒したらいいのかが分からない。ずーっと振り回されて、とにかく、しっちゃかめっちゃか。
    最後の最後まで気が抜けない!残り数ページにいたっても驚かせてくれます。

    脳内配役
    ベン・カーは
    「ER緊急救命室」の受付ジェリー役のアブラハム・ベンルービで。
    ローランド・ベルの従兄弟ジム・ベルにもマッツ・ミケルセンを当てたけど……終わりまで読んで脳内イメージを塗り替えました。はい。うん。

  • リンカーン・ライム シリーズ ③

    今回も図書館で借りましたが、借りてビックリ!!
    分厚いし、上下2段だし…でも読めたー笑
    おもしろくて、ハラハラしながら読めましたー!!

    今回の舞台はニューヨークではなく、
    ノースカロライナ州のパケノーク郡。
    いつもの知ってる場所ではなく、知らない場所での事件。
    昆虫博士の少年ギャレットが殺人事件を起こし、
    女性を2人も誘拐していなくなる。
    ライムにその女性たちの居場所を含めて、捜査依頼がくる。

    最初は女性捜査の事件かーと思っていたら、
    そうそうにギャレットも女性1人も見つかる。
    「あれ?ここからどうなるの?」と思ってたら、
    拘置所にいたギャレットをアメリアが逃がしてしまい、
    ライムVSアメリア的な展開になる!!
    アメリアは、地元の捜索隊の警官を射殺してしまうし、
    ギャレットは殺人をしてないって言うし…。

    かと思えば、事件の真相がどんでん返し&どんでん返しー!!
    もぅ、読んでて、何がどうなってるのか、
    何回も「えっ!?」となりながら、読んでました!!

    リンカーン・ライムシリーズ、おもしろすぎ!!
    はまるぅー(*´ω`*)

    • shintak5555さん
      シリーズを時々読むといい感じで楽しめますね。
      シリーズを一気に読むと疲れますから。笑
      シリーズを時々読むといい感じで楽しめますね。
      シリーズを一気に読むと疲れますから。笑
      2022/02/02
    • ほくほくあーちゃんさん
      確かに時々ぐらいがいいですね!!
      ライムシリーズ、ページ数も多いので一気は無理ー笑
      確かに時々ぐらいがいいですね!!
      ライムシリーズ、ページ数も多いので一気は無理ー笑
      2022/02/03
  • リンカーン・ライム3作目。
    中盤まではいささか退屈しがちだったんだけど、
    アメリアが大脱走劇を始めたあたりから面白くなってきて、
    アメリアがジェシーを撃ち殺した時にはマジかよ…ってなり、
    ギャレットが嘘をついていたとわかったときは、
    もう絶望的な気持ちに。。。
    その後もお得意の怒涛の展開で後半は一気読みでした!
    ベン・カーもいい味出しててまた登場してもらいたいと思った。
    トムも大事に至らなくてホッとした。
    なんか読みながらアンフェアを思い出してしまった、
    お前も犯人サイドかい!っていう感じが。
    作中では語られなかったけど、
    ダヴェットはちゃんと牢屋に送り込んどいて欲しい。

  • 『脊椎の手術のために郊外の田舎町を訪れたライムとアメリアのもとに、地元警察から誘拐された看護師を捜索してほしい、と緊急の要請が入る。犯人は地元民から忌み嫌われる”昆虫少年”ギャレット。簡単な捜査のはずだったが、土地勘も科学機器もなく、鑑識の知識がない地元警察に振り回され捜査は難航する。やがて少年を確保することに成功したが、そこで予想だにしない事態が発生する……』

     リンカーン・ライムシリーズ、第3弾です。今回はNYを離れて静かな田舎町が舞台です。NYのことなら砂粒一つのことまで知り尽くしているライムですが、全く知らない土地と鑑識の常識を知らない無能な警察のために「陸に上がった魚」のように、手も足も出ない状況に陥ります。
     本作では細かい地図と前作の倍近くの登場人物が現れて、最初は慣れるのに結構時間がかかるし、展開も遅めです。しかし、本作は半分を過ぎたあたりで急激に面白くなります!
    今 回のどんでん返しは後半の畳み掛けがとんでもないです! ページを捲るごとに暴かれる真実と衝撃的な展開! ここからひっくり返すなんて無理だろ……と思っていたら鮮やかな背負投げでぶっ飛ばされます! それも連続技で! 
    「今回はちょっと眠たいな〜」なんて思ってごめんなさい! そしてこれから読む方へ! あれもこれも、全部伏線ですから、油断しないで!!

  • 読むのに時間がかかるようになったけど面白かった

  • 最後までドキドキする展開。
    ディーヴァー凄いな、ハズレがない。
    しかし出てくる南部人があいつもこいつもクズだらけ。
    南部に偏見持ちそう。(笑)
    ストーリーに合わせて語られる蘊蓄が今回は「昆虫」。
    ライムの口から語られる障害者の心理にもいろいろと気付かされることが多い。
    人間が描けている小説は深みがある。

  • 四肢麻痺科学捜査官リンカーン・ライムシリーズ第3弾。今度の容疑者は16歳の昆虫少年。証拠はすべて少年を犯人と示していたが、直感で違うと感じたアメリアはとんでもない行動に出る。最後の最後まで緊張感があり、さすが期待を裏切らせないディーバーです。

  • 半分くらいまで読んで、あれ?もうこの展開?と思っていたら、後半は、えっ?嘘!大丈夫なのか?どうなるの……と、読み終えるまで眠れませんでした。いやぁ…騙してくるなぁ…

    ただ、ボリュームがあって疲れるので、展開が追える程度に細かいところは読み飛ばしました。伏線回収を楽しむよりはハラハラのストーリー展開とたくさんのどんでん返しを楽しむ感じの物語かもしれません。

  • 終盤の展開が技巧的すぎというか、ご都合主義というか。そもそも鑑識は必要だったのか??

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著者プロフィール

1950年、シカゴ生まれ。ミズーリ大学でジャーナリズムを専攻。雑誌記者、弁護士を経て40歳でフルタイムの小説家となる。科学捜査の天才リンカーン・ライムのシリーズ(『ボーン・コレクター』他)や“人間嘘発見器”キャサリン・ダンスのシリーズ(『スリーピング・ドール』他)は全世界でベストセラーになっている。ノンシリーズ長編小説、短編小説など人気作品も多数刊行
『ブラック・スクリーム 下 文春文庫』より

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