- 本 ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163205601
感想・レビュー・書評
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ロシアからの元スパイと公安の刑事との葛藤。第1作だ。2作目を先に読み終えてしまっていたので
やっと、つながった部分がよかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
倉島警部補シリーズ第一弾 書き下ろし。
ロシアからヤクザの組長を狙ったヒットマンがやってくる。
情報をキャッチした警視庁外事一課は公安駆け出しの倉島に事案を託す。
元KGBで日本人とロシア人ハーフのヒットマン・ヴィクトル
組長を守る組員で元プロ野球選手・兵藤
そして倉島
三つ巴の情報戦と衝突。
それぞれが暗殺に隠された本当の目的に近づいていく。
アクションシーンは読みごたえがあり、ストーリーも収まりがいいです。
倉島の今後の成長が気になります。 -
誰が死ぬのかどう生き残るのか、息を詰めて一気読み。主人公は死なないはずだけどともすれば霞んでしまってw視点が変わるごとに謎が解けていった。まあもちろん巧くいき過ぎだけど。ザッツ・エンターテイメント☆
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倉島警部補シリーズ。
倉島さんの公安警察官魂に火をつけたヴィクトル。 -
スパイ物と云うか公安物。とんとんとんと話は進んだような感じ。倉島警部補はこの後シリーズになってるんだけど、そんなに魅力ある主人公には思えないなあ、この時点では。
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倉島シリーズ第1弾。
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公安のやる気なし刑事と
元ロシアスパイの邂逅
野球界追放ヤクザが自分を
取り戻すラストに涙・・・ -
市立中央図書館。前に読んだやうな気もする。
しかし例によつて覚えてないので無問題。
結局未読だつたと判明。
ロシアと日本のハーフである主人公ヴィクトル・タケオーヴィチ・オキタ(本文とちと表記違ひ(笑))がかつてのKGBの上司から暗殺の仕事を持ち込まれ、引き受けざるを得ず、日本に渡りしょーもないヤクザの組長を殺害してこの組長がロシアから日本に連れて帰つた超美形のロシア娘をモスクワに連れて帰るといふ話。(ネタバレといふほどではないでせう) -
倉島シリーズ1作目。3作目の『凍土の密約』を先に読んでいたため、倉島のやる気の無さに驚く。3作目ではプロ意識を持つ公安の切れ者が、1作目では書類仕事に辟易していて公安らしさの欠片もない。
倉島は手に汗握るスパイ合戦など冷戦時代の遺物と思っており、軽い気持ちでロシアの暗殺者、ヴィクトルへの対策を引き受けてしまう。
ヴィクトルは元KGBの特殊部隊出身で、40代だが腕は衰えていない。標的のヤクザの組長、津久茂を護衛する兵藤も軽く考えていたが、ヴィクトルの前には赤子も同然だった。
倉島はヴィクトルを尾行するが、まるで霧のように姿を消したヴィクトルに対し、初めて「本物」を相手にしていると気づき、恐怖する。
これをきっかけに倉島は公安の仕事を本気でやるようになる。
倉島のエンジンがかかるのが遅く、そこまではヴィクトルの無双なので、少し退屈。倉島が本気になった後も、ヴィクトルのスパイ技能の前にヤクザも公安も手玉に取られる。
だが、そのヴィクトルもこの依頼が何かの罠であることに気づき、警戒する。重大な案件をなぜか半人前の倉島に任せる公安上層部、謎のロシア美女エレーナ、そこに足繁く通うヴィクトルの標的の津久茂。
複雑に絡み合う様相はなかなか面白い。が、1~3作の中では一番面白く無いです。前半の倉島が完全に腑抜けなので。
著者プロフィール
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