陰陽師 龍笛ノ巻

著者 :
  • 文藝春秋
3.61
  • (35)
  • (43)
  • (103)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 381
レビュー : 33
  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163206103

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 橘実之の娘露子はむし姫と呼ばれるほどの毛虫好き。しかしこのたび手に入れた毛虫は葉のみならず鼠まで食べて子牛の如く大きくなってしまった。困り果てた実之は晴明宅を訪れるが……「むしめづる姫」ほか4短編収録のシリーズ第5弾。

    装画・装幀 / 村上 豊
    初出 / 『オール讀物』2000年7月号・11月号・12月号、2001年4月号・6月号・8月号

  • 蟲の話が多かった。首とむしめづる姫がよかった。
    「怪蛇」シリーズの順番がわからず、気になった順番に読んでいるので、芦屋道満がどういった人物なのか未だに分からない。
    「首」肝試しは身を滅ぼすから辞めた方がいい。
    「むしめづる姫」変わり者だが、美しく賢い露子姫のイメージにピッタリな爽やかな話。清明と対面する場面で、お似合いな二人だと思った。
    「呼ぶ声の」桜の下で琵琶を弾く場面が美しい。呼ぶ声に下手に返事をすると、平安の世ではろくな事がない。
    「飛仙」仙人の薬の作り方がおぞましい。

  • 2016.2.21市立図書館
    シリーズ5作目(岡野玲子のコミック版は読了済)
    ・怪蛇(道満との腕比べ)
    ・首(賀茂保憲、黒猫とともに登場。首の一件は怖ろしくあさましく)
    ・むしめづる姫(蘆屋道満の指南による蠱毒の尻拭い。堤中納言物語でおなじみの姫がどんどんそだつあやしい芋虫を飼い始めてしまい…)
    ・呼ぶ声の(賀茂保憲からのリレー案件、山から出られなくなる呪に縛られた魂が琵琶の名手藤原伊成に憑いてしまい…)
    ・飛仙(竿打ち仙人の落とした天足丸を藤原兼家が拾い藤原友則の息女に渡ったことからの顛末、またしても虫ぞろぞろなお話)

    涼やかな晴明もいいけど、熱い博雅の風流人&哲人ぶりが魅力的。この二人のバディ路線の漫画ももっと読みたいなぁ。
    小説のほうでは蘆屋道満や賀茂保憲も準レギュラー的に出てきては晴明に尻拭いをさせて3人で酒を飲むのが楽しげ。

  • 別途絵物語にもなった『首』や露子姫が登場する『むしめづる姫』などが収録されている。

    「誰でも人はその心の中に鬼を棲まわせている。」と晴明さんに言われるとホっとするなぁ…(笑)

  • 【図書館本】シリーズ6作目。相変わらず安心して読める。晴明と博雅のやりとりだけでなく、四季の情景が目に浮かぶ様で雅。のんびりゆったりした空気が心地いい。

  • 安定のおもしろさ。

    清明役は野村萬斎が至高。

  • 賀茂保憲様キター!!
    晴明の兄弟子っていうポジションだけでもおいしいのに、
    いいかんじに晴明のこと使っちゃうとか素敵ww

    めんどくさがりやさんで、帝を「あの男」とか呼んじゃうし…ww
    晴明は保憲がいたから、そこまで大きく捻くれずにやってこれたんじゃないのか…という妄想も膨らみますww

  • とっても幻想的だわ…
    道満も可愛らしく見えてきた。晴明はちょっとずる賢くなったかも。
    いやはやいいかんじ
    むなしがりやの博雅はなんともいえないかんじ

  • 虫愛づる姫こと露子姫がかわいいです。そしてとても夫婦。それ以上に言うことがない安定の面白さ。

  • さらさら読めるけど今手元にないからどんな話だか忘れた

    博雅がかわいいということはたしか

全33件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1951年、小田原生まれ。「上弦の月を喰べる獅子」で第10回日本SF大賞を受賞、「神々の山嶺」で第11回柴田練三郎賞を受賞。平成11年4月朝日新聞に「陰陽師(おんみょうじ)」を連載、陰陽道ブームの火付け役となる。著書に「魔獣狩り」シリーズ、「闇狩り師」シリーズなど。

「2019年 『キマイラ20 曼陀羅変』 で使われていた紹介文から引用しています。」

陰陽師 龍笛ノ巻のその他の作品

夢枕獏の作品

陰陽師 龍笛ノ巻を本棚に登録しているひと

ツイートする