- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163206509
感想・レビュー・書評
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自分の問題は、自分で乗り越えなきゃ、ダメなんだ。大人であっても、子どもであっても。
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子どもの頃はぼんやりと分からないままに受け入れていたことが、大人になっていく中で次第に理解できるようになっていく。その気付きがポツポツと語られていくような物語。
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「猛スピードで母は」の母、この表紙のイメージとは違う気がするのだが・・。
「サイドカーに犬」も「猛スピードで~」も母と子(前者では洋子と薫)の距離感が近くて、子供を大人びて見せたり、時には大人を子供じみて見せたりする。 -
普通ではない家族の物語2篇。主人公の薫と慎はよい子ではない。二人にとても感情移入して読み切った。
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私はサイドカーに犬の方が好きだったかな。
夏の匂いがするお話。
洋子さん、私はとても好き。お母さんより。
こういう飄々としたかんじの大人になりたかったんだけどなぁ。 -
子供目線で見た、ちょっと外れた親たち?
「猛スピードで母は」と「サイドカーに犬」の2作品 -
さくっと2時間ほどで読めてしまった。「佐渡の三人」や「ねたあとに」みたいなダラダラ感(といっても、底にはヒヤッとしたものがずっとある肌感だが)はなく、錆びのような奥歯の神経が微かに痺れているような感覚が、ずっと続く2作品。日曜日に読みたい。
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2016/04/26 読了
幼き私とシンクロする部分があり、一気読み。文章も好きな感じだった。
表紙が佐野洋子さん、素敵だなぁ。 -
装画から感じる物語が原作を上回ってしまった感がある。
母子家庭で育った主人公が、母が起こす恋愛沙汰と自身の苦痛でしかない学校生活を傍観者的に語っていく。強そうに見えた母、自分のことしか考えてなさそうな母が実はそうでもないこと。いじめられて平気なようで実は深く傷ついている自分のこと。全てを猛スピードで母はすっきりおいてけぼりにしたのだろう。 -
結構好き