- Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163208404
作品紹介・あらすじ
「いまはまだ…信さんのお荷物になりたくはないんです」義兄庄二郎に告げられた女占い師の見たては、「水雷屯」-万事多事多難とのことだった。しかし、信太郎自身も前途多難。おぬいが身ごもったのだ。会心の時代小説連作集第二巻。
感想・レビュー・書評
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信太郎人情始末帖 シリーズ2
水雷屯(すいらいちゅん)とは、八卦で、何もかも、多事多難という事。
4年前、呉服太物店、美濃屋卯兵衛の総領、信太郎は、許嫁のある身で、他の女と唯ならぬ関係となり、勘当の身になった。
家身代、許嫁諸共捨て、今や河原崎座の手伝いをしながら、しがない裏店暮らし。
黒船来航の頃。
信太郎の義理兄、嶋屋庄二郎が占ってもらった八卦に出た、水雷屯。
本人だけではなく、廻りの人間も、多事多難。
信太郎の幼馴染、元吉。
河原崎座の囃子方、貞五郎のいい人である小つなの贔屓客。
信太郎と同じ裏店に住む、為次、平六、かん助。
らが、難に遭う。
今回は、信太郎、おぬいに子供ができた。
勘当の身でどうする信太郎。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
さくさくと読みやすい。 内証勘当とはいえ勘当されているのに、実家からのお小遣いをありがたくいただいている主人公。どうしようもない男だけれど、嫌いになれない(笑)
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早起きに一読。
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2016.12.26