バカラ

  • 文藝春秋 (2002年5月13日発売)
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本 ・本 (528ページ) / ISBN・EAN: 9784163209203

感想・レビュー・書評

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  • 15年以上前の作品。全部読んだつもりの作家さんだったがこの作品を飛ばしていたことに気が付いて手に取った。カジノで多額の負債を背負たジャーナリストがカジノ合法化の闇を追う。今までの作品は外れはなかったのに、読まなくてもよかった…。

  • #読了。違法カジノに入り浸り、借金で首が回らない雑誌記者の志貴。そんな折、政界を巻き込んだカジノの合法化を巡る巨大な陰謀のネタを掴む。彼が選択した結末は?闇カジノの賭けごと自体の描写がもっと欲しかった。財団法人と合法的な賭博の収益金の下りは興味深かった。

  • 週刊誌記者の志貴は、取材と記事執筆に追われる日常に満たされず、違法賭博にのめり込み借金がかさんでいた。公安刑事との密会を通じて情報を得ていた契約記者の明野は、ある日「公営カジノ」の話題を振られて記事を書く。そこにIT業界の風雲児である日継を巡るスキャンダルが絡み、公営カジノを巡る取材は与党の裏金スキャンダルへと及び、志貴と明野もその渦に巻き込まれていく。
     念入りの筆致はクドイ印象を与えることもあるが、中盤からグイグイ惹きつける。女性登場人物の名前が凝っていて、作者は女性か? と推測したら、やはり女性だった。週刊誌編集部やライターの内情がよく描けていると感じた。

  • 服部真澄

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著者プロフィール

1961年東京都生まれ。早稲田大学教育学部卒。95年に刊行したデビュー作『龍の契り』が大きな話題となる。’97年『鷲の驕り』で吉川英治文学新人賞を受賞。以後、豊富な取材と情報量を活かしたスケールの大きな作品を発表し続けている。他の著書に『KATANA』『ポジ・スパイラル』『エクサバイト』「清談 佛々堂先生」シリーズ、『天の方舟』『深海のアトム』『夢窓』などがある。

「2020年 『令和版 全訳小説 伊勢物語 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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