子盗り

  • 文藝春秋 (2002年5月28日発売)
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本棚登録 : 103
感想 : 25
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  • 本 ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163209609

感想・レビュー・書評

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  • 一気に最後まで。
    常に「あ、そっちか!」という意外性があり、退屈しない作品だった。
    全体的に暗い。
    潤子が子供を諦めたのも分かるし、クニ代がすべてをもっていったのも分かる。ひとみと峰崎が死んでくれたのが唯一の救いかな。

  • 旧家に嫁いで、不妊治療を受けても子供が出来ない夫婦。親戚からも自分のところから養子を出すと迫られる。
    夫婦が選んだ方法はありがちなものだった。
    ところがその後は興味深い展開で、思いがけないラストを迎える。
    後半の展開で★四つ。

  • 設定に無理がある部分もあったけど、田舎の旧家ってこんな感じなのかな~としんみり…
    周囲のプレッシャーに狂っていく不妊夫婦の様子には鬼気迫る物がありました。

  • #読了。旧家に嫁いだ美津子だが、長年子供に恵まれない。姑や親戚からのプレッシャーに追い詰められた夫婦が取る行動とは?前半の圧迫感から比べると、後半は失速した感あり。もっと追いつめてもよかったのでは。脇のキャラクター潤子でも1作出来るのでは?と思えるほどいい味を出していた。

  • タイトル通りの物語。
    人物達が等身大で醜く浅ましい。
    そして女性特有の子供を持つことで自身の幸福度や妻の役目など、同じ女性として読んでいて苦々しくなる。
    子供を持つ事に執着するのは、清らかな母性愛からくるものなのか。
    優しさも厳しさも紙一重なら、この物語は母性愛と執着も紙一重で、安易にこの物語の登場人物達を非難できないのだと思う。

  • 「BOOK」データベースの紹介を読んでようやくあらすじを思い出す程度の作品。ミステリーなのでついつい読んでしまうが、読み終わると「面白かった」とか「この人の他の作品がみたい」とかは思わない。

  • サントリーミステリー大賞・読者賞(2002/19回)

  • 2011年7月12日(火)、読了。

  • 良い子に育つといいんだけど

  • 裏表紙の説明を読んで期待した内容と離れていて残念。ミステリーという感じではなかった。ラストもなんだかなぁという感じ。

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