七月の水玉

  • 文藝春秋 (2002年6月26日発売)
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感想 : 10
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本 ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784163210001

感想・レビュー・書評

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  • 「七月の水玉だった」
    何度読んでも圧倒的でむせかえるほどの官能性
    短編小説を書くことになったヨシオは芙美子とのことを書くのだろうか
    それは前にある時間へと進むわけで つまりは芙美子との関係を前へと進めるきっかけになるのかもしれない

    ここまで静かで エロではなく 官能的な作品を他に読んだことがあっただろうか? キスすらないのにこんなにも深く胸の奥を勃起させる作品があっただろうか

  • 久しぶりに読んだけれど、片岡ワールドは裏切らない‼️

  • 2011.8読了
    #季節

  • 青空文庫にて。
    また一人、お気に入りが増えました。

  • 067

  • 1960~70年代を背景に、青年と美しい年上の女性とがすごす濃密な時間。女性のエロティシズムを印画紙に焼きつけるように描いた6つの物語。

  • 若い頃、片岡義男の短編集を読み漁りました。バイク、音楽、セックスを洒落た感じに繋ぎ、映画化された作品も多かった。しかし時代が当時の軽さを物足りない、中味がないと見抜いた時点で、彼の存在価値は消えた気がする。
    「7月の水玉」は6作品の短編集だが、設定も登場人物も似ている。年代を少しずらした焼き直しと言ってもいいくらい。60年代を舞台にした年上の女性との恋愛話になり、説明がくどい。前に姉との恋愛をテーマにした作品集もあったが、本人が意識してるほど意表を突いた設定になってない。とけなしながらも・・ノスタルジアがあって、彼の作品は嫌いじゃないんです。もう対象の読者は、僕が属する層だけでしょう。だから、年代、時代にこだわった、この「7月の水玉」になったんでしょうね〜

  • 装丁のかわいらしさに惹かれて読んでみたけどよくわからなかった。

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著者プロフィール

片岡 義男(かたおか・よしお):1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、1974年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。1975年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。

「2024年 『日本語の外へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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