龍宮

著者 :
  • 文藝春秋
3.34
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本棚登録 : 305
レビュー : 49
  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163210308

作品紹介・あらすじ

小さな曾祖母。人間界になじめなかった蛸。男の家から海へと帰る海馬。台所の荒神さま。遠いカミの世から訪れたものとの交情を描く傑作短篇集。

感想・レビュー・書評

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  • 北斎、龍宮、海馬がとても好き。
    北斎に登場する生き方をしている男が「貴様は貴様の道をゆけ」って言うのが、とても力強いと思ってしまった。ほか、「狐塚」の、ジャスミンティーに合わせる和菓子が絶妙すぎて、うれしくなった。

    春には桜餅、夏には水ようかん、秋には甘納豆、冬には薯蕷(ジョウヨ)饅頭。=77ページ=
    この組み合わせ、完璧すぎる!

    中盤からは、生々しくてあからさまな言葉が使われていて、あまり馴染めなかったので、少し残念。合わなかった。

    2018年積読本消化25冊目

  • 異形のもののお話。

    嫌いではないんだけど、わたしが今まで読んだ川上さん本と比べると、愉快さが足りなかったかな…その分残るものはあったけど。

    鼹鼠が一番好きでした(^^)

  • 轟と島崎が好き。
    自分の身体から立ち上る、慣れ親しんだ体臭のようなものを感じる。
    なぜかは分からないけれど。

  • 塩梅

  • どんな生き物かがあまり書かれていない分、幻想的な雰囲気を作り出している小説。

  • 今よりずっと長く生きられる世界だったら。
    なんか切ないなあ。寂しいだろうな、どうしても。
    思い出が、ふり向けないくらい遠くなってしまう。
    島崎が好き。先祖とわたし。そうきたか!って。
    可笑しい。可愛い。切ない。きゅんとくる、3大要素だなあ。

  • 幻想的。川上弘美の初期作品は現実と夢の入り混じった感じがたまらない。

  • (2002.07.13読了)(2002.07.03購入)
    (「BOOK」データベースより)
    小さな曾祖母。人間界になじめなかった蛸。男の家から海へと帰る海馬。台所の荒神さま。遠いカミの世から訪れたものとの交情を描く傑作短篇集。

    ☆川上弘美さんの本(既読)
    「物語が、始まる」川上弘美著、中央公論社、1996.08.20
    「蛇を踏む」川上弘美著、文春文庫、1999.08.10
    「あるようなないような」川上弘美著、中央公論新社、1999.11.07
    「椰子・椰子」川上弘美著、新潮文庫、2001.05.01
    「センセイの鞄」川上弘美著、平凡社、2001.06.25
    「神様」川上弘美著、中公文庫、2001.10.25
    「パレード」川上弘美著、平凡社、2002.05.05

  • 8つの物語を収録した短編集。
    生物が出てくるところは、この作者らしいところ。
    常軌を逸した感じではなく、さりげなく語られることがいい。

  • よくもまあここまでおかしな話が書けるもんだなぁと最早しみじみと頷くまでです。

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著者プロフィール

川上 弘美(かわかみ・ひろみ)
1958年生まれ。96年「蛇を踏む」で芥川賞、99年『神様』でドゥマゴ文学賞と紫式部文学賞、2000年『溺レる』で伊藤整文学賞と女流文学賞、01年『センセイの鞄』で谷崎潤一郎賞、07年『真鶴』で芸術選奨、15年『水声』で読売文学賞を受賞。ほかの作品に『風花』『どこから行っても遠い町』『神様2011』『七夜物語』『なめらかで熱くて甘苦しくて』『水声』などがある。2016年本作で第44回泉鏡花文学賞を受賞した。


「2019年 『大きな鳥にさらわれないよう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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